ブライダルカメラマンの闇①
メリークリスマス!にはそぐわないブライダルカメラの裏側をちょこっとお話させていただきます。
自分がブライダルカメラマン(動画)なのにわざわざなんで闇を暴露するのかというと
やっぱり業界を知って欲しいという所にあります。そして新郎新婦さまが後悔せず自分達が納得できるものを選んで欲しいと思います。
①エンドロールにアルバイトがいるってホント?②できれば上手い人に撮影してもらいたい!
問題。笑
テレビでも取り上げられてましたね。
①エンドロールにアルバイトがいるのか?
…
結論からいうと「はい」
です。やっぱりどの業界もそうですが人材不足でして特にブライダルは激務です。サービス残業あたりまえ、お客様第一主義。結婚式当日に関しては始発から行き仕事をし、事務所に帰ってきて次の日の準備をしてたらあっという間に終電なんて日も全然ありました。
多い会場では5〜6バンケット、3回転なんて所もあります。
仮に6×3=18 max1日18件もちろん大手ならば東京、大阪、名古屋…
各、都道府県に会場をもたれてます。それだけで凄い件数ですよね。
時間的に間に合えば1人の人間が2件回すことはできますが撮影開始がメイクルームからになると1日3件は1人では回せません。(1件約6時間くらい)
特にエンドロールに関しては
撮影者、編集者
と役割を分担してるところもあります。(プランや会社によって違いますが…)そしたらそれだけの人数がいりますよね?
社員だけではとても賄えない人手がいります。アルバイトがいないとまわりません。
「えー!アルバイトに撮影や編集されるのは嫌だ!」
と思ったあたな!ここからが知って欲しいことなのですが
あなたは「アルバイトが嫌なのですが?」
それとも「上手い人に撮影してもらいたいのですか?」
多分ほとんどの方が後者かとおもいます。
色々な現場をみてきましたが私の個人的な意見としましては
撮影、編集2年目のアルバイトと新卒の社員ならどう考えてもアルバイトの方が上手いです。
なので一概にアルバイトがダメ!とは言えないのが私の立場です。もっと言うとどんなに歴が長い社員でも本人のやる気がなければいい映像は作れません。
じゃあどうすれば上手い人に撮ってもらえるの?
ですが
「自分のこだわりを伝える」や「その会社を調べて上手そうな人を指定する(指名料がとられる場合もあり)」など、最近ですとインスタで探せたりしますのでぜひ。
前に「アルバイトに撮影して欲しくない」と依頼がきたこともありましたが、先程も説明したようにアルバイトはいかなくても新卒が行くかもしれません。笑
ですので、「これが嫌だ!」と伝えるよりも「こんな撮影をしてくれる人がいい」と事前にどんな映像にしたいか打合せさせて下さい。というのが得策かとおもいます。
打合せできるということは学生アルバイトや新卒がするのは難しい!
もちろんセンスのある人なら新卒でも新入社員でも関係ありませんが貧乏くじを引く可能性は減らせるのでは?と思います。
なので本当にこだわりたい人はインスタからフリーランスのカメラマンを持ち込みをされたりします。作品もsnsで事前に確認でき自分好みの方を見つけることができるのがフリーの良いところですね!フリーランスなら打合せはしますので当日はじめまして。とはならないので緊張もされないかとおもいます。
そもそも実力とやる気がないとフリーランスになろうとは思いませんから。
ただ、フリーランスも1本でいける人はごくわずかです。私もまずは大きい会社の登録カメラマンとして撮影しております。これがまた面白くて私の行ってるところは社員よりも登録カメラマンのほうがこだわりも良い写真や映像を撮られる方が多かったです。笑
ただ最近は持ち込み禁止も増えてきております。
ですのでもし持ち込みができない会場ならば
事前打合せをする
これだけで自分達も全く知らない人より安心して当日を迎えられるとおもいます。
会場によっては映像や写真会社が一社独占だったりアイテムフェアで2.3社の中から自分の好きな会社を選べたりします。選ぶことばかりで大変かとおもいますが安い買い物ではないので後悔しないようにステキな結婚式を迎えていただければとおもいます。