暮らしの台所、はじめます。
暮らしの台所、はじめます
みなさま、株式会社tachimachiの倉田です。
昨年は、会社を2017年5月に設立し、理念である「暮らしの余白を彩る」ことをどのように果たしていくのかを考えていました。
これだけ多くの人が暮らしている世の中に対して、弊社が持っているリソースを使って、作り上げたサービスで、限られた可処分時間(=余白)を楽しんでいただけるにはどうしたらいいのかと。ただえさえ、世の中のサービスってもんが、人生の可処分時間の奪い合いになっているなと感じています。
そんな世の中で、tachimachiはどういう存在であるべきなのかを考えていました。
10月後半から全国の暮らしを楽しんでる人たちと出会い、どういった空間や時間を作って行くかをスケッチを続けていました。
その中で、tachimachiとして目指すべき方向性、作り上げるべき世界観・土壌を確かめ続ける日々を過ごしていきました。
そして、同タイミングで先輩の経営者の方と、tachimachiが目指す世界観を形作って行くための地盤を共に福山で作り出すことを決断しました。
僕にとっては、新たなチャレンジで
tachimachiにとっては、必要な土壌になる領域です。
その領域は何になるのか?
「飲食」です。
tachimachiは「暮らしの台所」をコンセプトにした居酒屋を作っていきます。
先人の知恵や現代のワザ
それらが台所という場所で少しずつ暮らしとして形作られていけばいい。
その場所にいる人が、なにかに寄りかかることができる温かい実在する店舗を作っていきます。
さて、もう少し、暮らしの台所についてお話していきます。
台所という変化自在の空間
普段、日常生活を過ごしていると家族と団欒の場として台所は必要な役割を優しく果たしています。
晩御飯を食べながら、家族や友人たちと楽しいお話をしたりするでしょう?
しかし、台所はそれだけではありません。
家族同士で真剣な相談ごとが行われます。(時に喧嘩もするでしょう)
友人がたくさん訪ね、宴会の席に変わります。(昔話に華を咲かせましょう)
台所という場所は、様々なドラマが生まれる交差点のような場所です。
同じ光景に見えて、実は、その瞬間でした見れなかった光景が多々あるはず。
今回の「暮らしの台所」も日常の中でちょっとした台所のようなドラマが生まれる場所であってほしいという願いがあります。
ちょっとしたことが、大きく輝き、暮らしを彩ってくれるはずです。
「いただきます」と「ありがとう」。
瀬戸内の食材を中心に仕入れ、ちょっとだけ体にやさしい一品をご用意させていただく予定です。
料理を囲んで、ご家族と、ご友人と、恋人と、もしよろしければ僕も混ぜていただいて(笑)、「いただきます」の光景を作れたらと思います。
お食事も試作と準備を重ねている最中です。
塩麹やレモンで漬け込んだお肉やチーズ。
野菜をふんだんに使わせていただいた小鉢やおつまみ。
みなさまのお腹に満足していただけるように。
そして、おいしそうに食べていただく姿に僕は「ありがとう」を伝えたい。
お酒とお茶が包み込む「和みの場所」。
僕はお酒が大好きです。日本酒、ビール、焼酎、カクテル、ウイスキー、etc
いろいろな種類のお酒を飲むが大好きです。
お酒は人と人の間にある壁をゆっくりと溶かしていき、心の距離を縮めてくれる魔法の道具です。
お酒を通じて、友達ができた人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、お酒ばかり飲んでると、ちょっと胃もたれをしたり、二日酔いになったりと、体にしんどい思いをさせてしまうことも多々あります。(自戒を込めて)。
お酒もすごくいいですが、お茶もいかがでしょうか?
美味しい料理とお酒を楽しんで、ちょっと一息つくために、五臓六腑に染み渡る深みある味とアルコールで興奮していた体を少し和らげてくれるお茶を楽しんでいただければと思います。
お盆や元旦、親戚のおばあちゃんの家に訪れた時に、おばあちゃんが丁寧に入れてくれた、あの時のお茶のように。
お酒がなめらかにして、お茶が包み込む
なごみの空間。
生産と消費の壁をなめらかに
この数年でたくさんの農家さんとお会いさせていただきました。
農家さんは個性的です。そして、真摯に目の前の作物に向き合っています。
しかし、僕たちが食事をするときに、料理の食材の作り手さんたちを気にすることはないでしょう。無意識的に料理をお箸で掴み、パクッと一口食べちゃいます。
自分たちが食べる食材がどこからきて、どのような形で作られているのかを知れる機会は限られています。
「暮らしの台所」で取り扱う食材すべてを把握するのは難しいかもしれませんが、取引をさせていただいくであろう生産者さんのことをお伝えできるような役割を担えたらなと思います。
実店舗が、生産者さんとお客様をおつなぎするメディアになっていくイメージです。
店名は・・・「あがりこぐち」
あがりこぐち。
備後弁(広島県東部・岡山県西部の方言)で「上り口」という意味です。
僕の住んでいる福山市や備後地域は、これから階段を駆け上がるように挑戦してく人が増えてくる気がしています。
そして、現在でもカッコいい先輩たちが福山を支えてくださっています。
挑戦者で溢れている人たちが、登って行く前の入り口で
少し休憩を取られたり、新たな仲間たちとの出会いがあったり
準備ができる台所でありたいと思います。
腹が減っては戦はできぬ。
少しでも、食を通じて皆さまの暮らしをサポートさせていただければと思います。
頑張る前に、暮らしの台所・あがりこぐちでお腹を満たして
明日も頑張りましょう。
あと、あがりこぐちって、なんだか声に出すと
結構、可愛くないですか?(あれ、僕だけかな)
ただいま、開業準備中
現在、開業を準備中です。
(2月には一度プレオープンをさせたいと思います)
この「暮らしの台所」は、余白がたくさんあります。
その余白は、ぜひ、みなさんと一緒に色鮮やかに
埋めて行きたいと思っています。
道半ば、右も左もわからぬ未熟者がひとり。
ぜひ、見守っていただければ、とても嬉しいです。
みなさんと、あがりこぐちで料理を囲んで乾杯できるのを楽しみにしながら準備を進めていきますので
引き続き、よろしくお願いします。
株式会社tachimachi
代表取締役 倉田敏宏
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