ドラマわたしの宝物2話〜圧巻田中圭に特濃北村一輝を添えて〜(ネタバレガッツリですごめんなさい)
先週から始まったドラマ「わたしの宝物」。
https://www.fujitv.co.jp/takaramono/
あまりにもぶっ刺さりすぎてツイッターの文字数では収まりきらずnoteにて存分に思いの丈をぶつけさせていただいたのだが、今週放送の2話も語らずにはいられぬ濃厚展開で大変によろしかった。
先週同様私の中の藤原竜也氏が悪魔的面白さだァと叫んでるので、今週も藤原竜也氏を落ち着かせるべくnoteに感想をぶちまけてキンキンに冷えたビールを差し上げようと思う。
①濃厚の申し子 北村一輝
開始10分、それは突然に訪れた。
派手柄シャツに赤短パン、薄らヒゲにサングラス、あちらにもこちらにもとにかくつけたったでぇな勢いでシルバーアクセを装着した北村一輝さんが、通りを歩く初対面のサラリーマン田中圭さんにお兄ちゃんコーヒー飲んで行かへん?と声をかけた。
(注:関西弁は筆者の北村一輝イメージです)
喫茶店の、キャッチやぁ(彦摩呂風)
風貌からしてそうとしか見えない。
てかほんまに喫茶店で合ってます?
本当にコーヒー1杯で済みますか?
そのお店は合法ですか?
やばい、私の中の藤原竜也氏がざわ……ざわ……と騒ぎ出しておる……。
断わると地面師たちのアントニーよろしくボコボコにされそうだからか(違)、誘われるままに喫茶店に入る宏樹。
するとそこは怪しげ裏社会風貌とは真逆の、めっちゃお洒落でアンティークなほっこり喫茶店だった。
安心していいほうの北村一輝さんか……
いったん落ち着く藤原竜也氏。
そう思ったのも束の間、見えない所に青タンができてるのをお姉ちゃんに教えてもろたわ〜、あ、見る?(いそいそ脱ぎッ)とほのかなゲスさを放ってきた。
ああ安定の北村一輝さんか……
そう思ったのも束の間、治らない青タンもあるよなとものすごく深い発言を繰り出して宏樹の心のひだにスッと入ってきた。
こいつぁヤバい北村一輝さんやないか!!!
良すぎる。あまりにも良すぎる。
話をズバッと受け止めて人生達観してる言葉を放ち、深入りはしないが的確に相手の心に沁み入ってくる。
その人の本質や本心もすばやく見抜く。
見た目ヤバいが中身もヤバい(いい意味で)。
さらに20分後、再び登場。
今度は紺色のセットアップ風の上下に普通のめがねでインナーに赤Tシャツ。
先ほどの裏社会風味は消えていた。
そして再び宏樹の話をきちんと聞いて、本当の気持ちをしっかりと掬い出す。
クッソ……かっこいいなチクショウ!!!
今年裏社会北村一輝を見過ぎたせいか普通の北村一輝さんが新鮮でまぶしい。
最初の赤短パンといい赤Tシャツといい、もしかして差し色に赤を使うのがマスター流なのか?
来週もファッションチェック決定。
いやそれはさておき、この喫茶店とマスターの存在が宏樹の心の支えになり拠り所となっていくんやろなと思うと、キャッチしてくれてありがとうの気持ち。
宏樹、マスターには正直にありのままで素直な心情を吐露できてて、ここにいる時の宏樹が本来の宏樹の姿なんやなと思った。
ところであの喫茶店の店名TOCA、なんか意味はあるんかなそこに愛はあるんかいと気になってググったらこんな記事に出会った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/04a9a5e673f403a86e881e923d5b220024fb4268
私の中の藤原竜也氏がうわあああああーッ!と絶叫。
どうしようマスターへの好きが止まらない。
そしてこの記事の最後の一文、もしそれがドンピシャならあまりにも昼メロやで……
いやでも十分にあり得るんよな……(震え)
震えたまま②へ続く⬇️
②おそろしきピュアボーイ冬月稜
前回、名前も言動も存在もすべてが少女漫画のような冬月にほんわかしていたら予想外の急すぎるお別れ展開で脳がついていかずカオナシと化した私だが、今週もびっくりどっきりメカ発進でしっかりカオナシと化した。
生きとったんかワレェ!!!!!
生きてぇてぇよかったぁーとフラワーカンパニーズの深夜高速を脳内再生しながらも、この先の展開を想像(妄想)してアワアワする自分がいた。
なぜなら、さらっとぶっかました冬月のあの言葉。
「俺、日本に大切な人がいるんだ」
「その人と一緒になる」
………え?今なんつった冬月稜?
それってつまり、既婚者美羽を旦那宏樹から奪い取る……ってコト!?(フ!!)
いやちいかわ(ハチワレ)になっとる場合やない。
ピュアすぎて美羽が結婚しとること忘却の彼方へ葬ってしもたんかな……
ピュアすぎて莉紗に「お前が必要だ」的なこと流れるようにナチュラルに口にしたもんな。
無自覚ってほんと罪よ。
いや違う違うそうじゃない、もしかしたらしっかりと覚えてて奪う気満々なのかもしれない。
宏樹に何枚重ねかの都こんぶを食らわせて泣かせるつもりなのかもしれない。
純度高いピュアは取り扱いを間違えるととんでもなくおそろしい方向へと舵をきるから気をつけねばならぬのだが、冬月のピュア、美羽と誕生した子供のためにこの先暴走するかもしれない。
今後我々はヤバふっかさんを拝めるかもしれない。
「〜かもしれない」どんだけ重ねとるんやワイは。
ところで、冬月が生きていたということは損傷が激しい遺体は下原さんだったということで、莉紗が冬月を下原さんだと伝えたことによりこの世界に別人の下原さんが存在する未来が生まれたわけで、そこもこの先注目していきたいポイント。
下原さん、あまりにも不憫で泣きました……
③母になること、母の思い
個人的に今回刺さったのが真琴と美羽ママ、2人の母が美羽に語った言葉。
真琴は「この子のためなら何でもできる」と笑顔で母の強さを語り、美羽ママは「あなたに何もしてあげられなかった」と涙ながらに後悔を語る。
対照的な言葉だがどちらにも母の深い愛情が滲み出ている。
私自身も子を持つ母なので真琴の気持ちはとてもよく分かる。
何よりも愛おしく、私を強くしてくれる大切な宝物。
と同時に、母になるよりずっと前から娘として生きてきたので、ごめんねと泣く美羽ママに年老いた自分の母を重ねて胸が締め付けられる思いだった。
母になること、そして母になるために事実も自分の心も偽る決意をして母となった美羽。
真琴のように笑顔で強くいられるか、美羽ママのように後悔を抱いてしまうのか、母・美羽を見守りたい。
④やっぱりすごいぞ田中圭
いやもう、今回はこれに尽きますよね。
前回放送一発目で“だいぶヤベェぞモラハラ田中圭”をドラマ民の脳に植え付けておいて、2話で実は宏樹もパワハラに耐えてギリギリで生きてたことを見せる。
印象操作がすごすぎるてェェェ……(褒めてる)
筋肉美しか好きになれんとか言うてごめん。
宏樹が美羽にとってきた言動は許されるものではないけれど、宏樹が向き合ってる世界が見てて辛くなる現実の連続で本当に苦しかった。
先週あんなに忌み嫌ってしもたのに、今週の宏樹には先週抱いた感情は沸かず、代わりにパワハラ上司安井順平さんに怒りと苛立ちが一点集中した。
私史上一番嫌な安井順平さんだった。
ここまで感情移入しちゃったのは一重に田中圭さんの魅せる芝居、演技力によるもの。
やっぱりすごいぞ田中圭。
でも一番すごかったのは最後ですよね。
産まれてきた命を抱いた瞬間に泣き出す宏樹。
あの姿を見た時、私も一緒に泣いてしまった。
自分でもどういう感情なのか分からないまま、号泣する田中圭さんを見て涙がブワッとあふれ出した。
たぶん宏樹と一緒に感情が爆発したんだと思う。
そうさせたのは間違いなく田中圭さんの演技力。
田中圭さん(なぜかフルネームで読んでしまうのは私だけやないですよね?!)の泣きのお芝居の破壊力、本当にすばらしいですよね。
おっさんずラブのはるたんの印象が強いと思うけど、私は宏樹のような役こそが田中圭さんの本領を存分に見られると思ってる。
これから宏樹はどんどん変化を見せると思う。
どんな田中圭さんが見られるのかとても楽しみ。
今週もガッツリ書いてしまった……
もしかしたら来週も書いてしまうのか私……
心の中の藤原竜也氏が騒ぎ出したらまた書きます。
最後に……
宏樹の車のナンバー、11-88でしたね。
クゥーッ、芸が細かいぜチクショウ!!!
いい母、いいパパ、どっちでしょうねぇ?