テレ東はいつも私を裏切らない 〜晩餐ブルース1話〜
楽しみにしてたドラマ「晩餐ブルース」1話を見た。
たった今見終えた。
ありがとうTVer!!!
(テレ東局がない地方住み勢)。
そして見終えてすぐにnoteを書いている。
ツイッターで語ろうかと思ったがいつものアレだ。
文字数足りねっつのォォォーーーッ!!!!!
ちょっとこのドラマ、思ってたより数倍いいぞ。
オラ興奮してんぞ(悟空ボイス)
もっと軽いテイストでポップな作品なのかなと勝手に思っていたのだが、ほろ苦く胸の奥深くにしっかりと沁み入る作品だった。
信頼と実績のテレ東ドラマ、しかも男子3人がメインで食を囲むと聞いて、ほんのり腐な私は大好きな「きのう何食べた?」的な恋愛×食事を想像していた。
だが今作は恋愛ではなく友情、そして1話の食事シーンでは何食べのような幸福感ではなく日々に追い詰められた切なさや苦しさを主に描いていた。
何食べでもご飯を食べながらシロさんとケンジが互いの悩みや葛藤を打ち明けるシーンはあるけれど、今作では何食べとは違うアプローチで「食べることは生きること」を描いてたように思う。
カレーを食べた優太(井之脇海さん)が「うまっ!」と笑顔で頬張ったあと「あったかい」と言って涙を流す場面は自分にも心当たりのある感情で胸にグサグサと刺さりまくった。
肩肘張ってがんばって、でも誰かに褒められるわけでもなく、あちらにもこちらにも気を使い顔を立てて、ただひたすらに日々を乗り切ろうと必死に取り繕う。
そんな状況、私にも思い当たる過去がある。
あかん、思い出したら泣きそう&吐きそう。
優太の話をじっと聞いて受け止めてくれる耕助(金子大地さん)の距離感も良い。
恋愛は絡まないと分かっているのに食後キッチンで2人が並んで食器の片付けをしてるシーンではちょっとキュンとしてしまった。
腐の血は隠せない。隠さなあかんのに。いや隠せ。
飲み会で久々に会った時にほとんど食べてなかった優太に気付き、後日「元気?ご飯食べに来ない?」と誘うさりげない優しさも良かった。
でもそんな耕助も何やら訳ありのようで気になるし、葵(草川拓弥さん)が今後2人の晩餐活動、略して晩活にどう絡んでくるのかも楽しみ。
草川拓弥さんといえば名作みなしょーですが(腐の血が暴れ出してしまうので以下略)。
優太の部屋の乱雑さと職場の慌ただしい空気、それに相反するように耕助の調理シーンとおいしそうな食事がゆったりとあたたかく描かれていて、見ている我々も優太同様ホッとできる瞬間だったと思う。
あと無性にカレーが食べたくなったよね。
カレーってなんでこんなにも食欲を刺激するんやろ。
通りすがりにカレーの匂いを嗅いだら完全にカレーの口になる。
カレーの匂いってある意味凶暴よなぁ……(恐)。
テレ東のグルメが入ってくるドラマ、ただ食べるのを見せるだけではなくてきちんと「作ること」も見せて食事のありがたさを伝えてくれるのがすごく好き。
そして丁寧に作ったあとはしっかりおいしく味わう。
食べられることってすごくありがたいことやもんね。
ほんとテレ東さん、アンタ抜かりないお方やで……。
私の大好きなドラマ「アンナチュラル」に
絶望してる暇があったらうまいもの食べて寝るかな
という名言があるのですが、食べることって本当にいろんな意味で私たちの生命を支えてくれてる。
日々のしんどいことや胸の内に秘めてる思い、逃げたくなるような現実をおいしいご飯が癒して救ってくれること多々ありますもんね。
晩餐ブルースは働くことや日々の暮らし、人との関わりなど誰もが抱えている日常や感情を「食べること」を通して「生きること」を描いてくれそうでこの先の物語もすごく楽しみ。
そして井之脇海さん・金子大地さん・草川拓弥さんの組み合わせがとにかく非常に良いッ!!!
ありがとうテレ東、イエイッ(ジョイマン風)。
あとテレ東のドラマ、主題歌を担当するアーティスト選びが先見の明すぎるし、OP・ED映像も見ててウフフてなる作りが秀逸の極みでいつも本当に楽しませてもらってる。
やっぱりテレ東は裏切らんよな我々を。
いつだって我々の“見たい”を叶えてくれる。
ワシの地方テレ東の局ないけど。
晩餐ブルース、2話も全力待機ッ!!!
とりあえず近々カレー食う。必ず食う。