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特別に好きな曲:BUMP OF CHICKEN編①
先日のひどく暗い日記に反応してくださった方への感謝を込めて、BUMPに関する明るい記事でも書きたいなと思います。
日記への反応もまたBUMPの曲同様に、隣で背中をなでてもらったみたいでとてもうれしかったです。
※今回はもう本当に厳選して、特別にずば抜けて大好き!!!ってなる曲だけ挙げていきます。
※アルバムは全部持っていて、リアルタイムで自分のものとして発売時に購入したのがCOSMONAUT。
※長くなりそうだったので今回はCOSMONAUTまでとしています。
※あくまで幼いころから延々と曲を聴いているだけのファンなので、曲の背景とかBUMPのメンバーに関する知識は全然ありません・・
*Ever lasting lie(「THE LIVING DEAD」収録)
アルバムを一つ入手するたびに繰り返し聞いていたからどの曲も歌詞は覚えてるんだけど、正直幼いころはちゃんと意味まではわかってないし長い間奏もあってとばしてしまうときもあった。でもなんかふと聴きたくなるときがある曲ではあった。あるときにふと、ああこの長い間奏ってシャベルで夢を掘っている人とそれを待っている人との間に流れた長い時間をあらわしているのかな、なんて思ったらすごく感慨深い時間になって。運命に翻弄されながらも中指たてて反抗しているふたりの姿が浮かぶのがとてもいいし、一方で簡単に運命が覆ってみんなハッピーエンド!とはならない現実味もまたいいなと感じます。
*Title of mine(「jupiter」収録)
夢を追いかけることにプライドを持っていてそのためには孤独でもいい、むしろそのほうがいいという具合につっぱっていた青年が、それを言い訳に周りからのやさしさを身勝手に無下にしていたことや自分も本当はそのぬくもりを求めていたことにふと気が付いてはっとする、という短編小説みたいな歌。終始狭いワンルームの中にいる青年の姿が浮かぶんですよね。
「差し出された手を 丁寧に断ってきた」という一文で、自分の殻に閉じこもりがちな自分もぎくっとさせられる曲です。自戒の意味も込めて好きです。それを受け入れて生きている人間のほうが絶対魅力的なんだよな。
*fire sign(「ユグドラシル」収録)
いつ聞いても、なんてやさしい曲なんだろうと思います。歌詞もメロディーも。おだやかとか平和とかそういうのじゃなくて”やさしい”という言葉が合うと私は思ってます。そっと励まされたいときに聞く曲です。一緒に歌いたくなる曲でもあります。ラスサビ前の「旅立つ人よ」で少し静かになる感じもそこからぐぐっと盛り上がる感じも大好き。
*才悩人応援歌(「orbital period」収録)
ぐだぐだ言ってないでやりたいならやれ!行け!と背中をばしってたたかれるみたいな応援歌だと感じてる。自分は夢とか持ったことなくて何がやりたいとかってのもわかってない冷めた人間だから、この歌の本当の良さはわかってないのかもなと思うけど、でもめっちゃいい曲だと思ってるし大好き。このアルバムはほかにも涙のふるさと、ハンマーソング、カルマとか、カラオケで当時歌いまくってたな~って曲がかたまってて激戦区だな。
*プレゼント(「present from you」収録)
THE LIVING DEADという物語性の強い曲が多いアルバムに収録されている「Opening」と「Ending」はよりその特徴をわかりやすくする存在感があって好きだったんですが、それが1曲にまとまったのがプレゼントです。実は元々はプレゼントがあったのを、OpeningとEndingに分けたそうですが。
BUMPでいちばん好きな曲を挙げてくれといわれたら、私はこれをあげるかもしれないとずっと思っている曲です。なぜかって説明できないし、そもそも説明したいと思ってない(私のつたない語彙や浅い音楽知識で下手に深堀したくない)、ただなんとなく私はこの曲がいちばん好きって思っていてそれを大事にしたい曲です。
*真っ赤な空を見ただろうか(「present from you」収録)
しょっちゅう口ずさんでしまう曲です。この曲もめちゃくちゃ好きだけど、その理由っていわれても難しいな。
さわやかな曲調にあたたかくも元気の出る歌詞。いやこんな歌だれでも好きでしょ・・?あえて説明する必要もないなっていう。夕焼けを美しいと思える人のこころが美しい、いやあ名言です。
このアルバムはプレゼントを筆頭に好きな曲が多すぎる、東京賛歌も睡眠時間も夢の飼い主も、、、好きだ、、、
*三ツ星カルテット(「COSMONAUT」収録)
思い出のアルバムの1曲目。宇宙飛行士のジャケットにアルバムタイトルからも宇宙をイメージしながら再生した1曲目にふさわしすぎると思う。アルバムの世界観にぐぐっと引き込まれる。プレゼントで語ったOpeningもだけど、voyagerとflybyとかasgardとmidgardみたいな、アルバムのはじめと終わりに用意されている世界観代表みたいな部分好きなんだよね。
*モーターサイクル(「COSMONAUT」収録)
当時永遠に聴いてた。キャッチーといえばいいのかリズム感なのか、すごく耳に残る。死んだ魚の目とかいう歌詞もインパクトがあるし生々しいというか雑然とした現代って感じの単語がポンポン出てくる。でも、投げやりっぽい言葉選びでだるそうに死んだ魚の目をしていても、結局そのいろいろ面倒でどよどよした世界で必死に生きている人間の強さを歌った曲だと思ってる。かっこいい。
*ウェザーリポート(「COSMONAUT」収録)
「あなたのその呼吸が あなたの心はどうであれ 確かに続く今日を 悲しい程愛しく思う」
この歌詞のやさしさ。その人が生きることをつらいと思っているかもしれないことにも寄り添って、ただ生きないととかのきれいごとは押し付けない。でも、エゴかもしれないけど、それでもあなたが生きていてくれてうれしいよって。
死ぬのはよくないとか生きていたらきっといいことがあるよとか、そういう言葉に元気をもらえるひともいれば、もうそういうのは聞きたくないって人もいて、この曲は後者だった自分にそっと寄り添ってくれた。涙の出るやさしさ。
セントエルモとか66号線とか魔法の料理とか、このアルバムはこういう優しい曲が多い気がするな。全部好きです。
・・・いったんここまで。
実際ここに書くか迷いに迷って、一回書いたけどいやこの曲もあったか!となるとこっちだなって感じで消した曲とかもあります。1アルバム2曲くらいまでかなという気持ちで厳選しました。オーバーしているのもあるけど。
実際にアルバムを流しながら書いていきましたが、あらためて好きだなあと思わせてくれる曲たちで最高の時間でした。COSMONAUT以降のアルバムも近日中にやりたいな。