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家事をポイント化して家庭環境を良くした話

はじめに

Kajitapというアプリを作りました。

このアプリができることは単純で、日々の家事を記録することができます。
家事を記録し、頑張りをポイントとして貯めることで、たくさんの感謝を伝える助けになります。

きっかけ

家事の分担に失敗しました。
洗濯を僕が、料理を彼女がとやる家事を決めて生活を始めるところまでは良かったものの、お互いの三日坊主な面が少しずつ顔を出し…。

・決めていない家事はなあなあに
・やると決めた家事もなあなあに
・あれ?家荒れてきたな?

プチ家庭崩壊です。

もともと家事をするということがモチベーション全く上がらない2人なのです。
同棲を始めると家事のペースは倍になります。
たとえば、洗濯物なんかは2倍の速度で溜まります。
今までと仕事量が倍になるのだからモチベーション上げるのは難しいものがあるのです。

ならばモチベーションをあげることに成功したら?
我々は家事ができる猿になれるのでは??

🙎‍♂️「どうやったら家事のモチベーション上がるかなあ」
🙋‍♀️「褒められるとモチベーション上がる」
🙋‍♂️「めっちゃわかる褒められたい」
🙋‍♀️「適切に褒められたい」
🙋‍♂️「わかる具体的に褒められたい」

そして実践する段になって気がつきます。

🙋‍♂️「ところで家事したけど気づいた?」
🙍‍♀️「えっ…なにしたの…」
🙍‍♂️「ゴミを出してきました…」
🙇‍♀️「気づきませんでした…」

🙋‍♀️「家事を!しました!」
🙍‍♂️「えっ…?」
🙍‍♀️「床を…掃除しました…」
🙇‍♂️「ごめんなさい…気づきませんでした…済まぬ…」

我々は普段何気なくしてくれた家事に気がつくことができない…。

気づかなければ、褒めることもできない…。

意思疎通が下手な猿…。

制度作り

もう少し詰めて話し合った結果、家事をポイント化して記録していくのがいいのではないか、という話になりました。
お互いがどんな家事をやったかを把握するために必要なのは、自分の仕事を積極的にドヤること
自分の仕事を周知し、その仕事がどれだけの価値があったかが共有できていればその言葉は口から勝手に漏れ出していくだろうと…。

🙋‍♂️「掃除してくれてありがとう〜🙏🙏🙏😊😊😊」
🙋‍♀️「ゴミ出してくれてありがとう〜🙏🙏🙏😆😆😆」

ここまで制度を整えたのち、ふと思います。

🙋‍♂️「これアプリで作りたいです!」

そうして出来上がったのがプロトタイプのKajitapです。この頃はKajitapなんて名前もなかったんですが。

アプリ作り

1、2日でちょろっと作ったものだったのですが、自分の仕事をドヤりたかったためTwitterにあげたところ、思った以上に食いつきが良かったのです。

お金出してでもこのアプリ欲しいという声が聞こえてきて、思っていたより需要はあるのだと自信になりました。
また、想定していなかった意見が溢れてきてとても面白かったです。

・子どものお手伝いに良いのではないか
・一人暮らしだけど自分の頑張りを可視化するために使いたい

子どものお手伝いに使えそうというのは全く考えておらず、なるほど確かにそうかと視野が広がった気分でした。

ここから2ヶ月間でアプリの体裁を整え、リリースまでの作業をしていきました。
開発中の話はまたいずれ。

効果はあったの?

結論として、明確に効果があったと思っています。作ってよかった😊
家事が見えるようになったことが褒めやすさに繋がりましたし、自分がしなきゃと思う家事も一覧から探せばいいので、以前よりも「どんな家事をすればいいんだっけ」と思い悩むことも減りました。

自分がやったことを具体的に褒められることは思った以上に嬉しいものです。

また、家事とポイントを決めていく中で家事とは関係がない項目を追加しています。

いいねです。

時に、ご飯を作ってくれたことが自分たちで決めたポイント以上に嬉しく感じることがあります。
疲れた時にしてくれたことは追加でポイントを上げたくなるというものです。
そんな時、うちではいいねを押しています。ありがとうと伝えることもポイントになると思ったのです。

Kajitapは家事をポイント化していたのではなく、
感謝をポイント化していたのだと気づきました。

いいねはデフォルトの家事にも含めています。
もし口頭の「ありがとう」以上に嬉しさを伝えたい時、選択肢の一つになればと思います。
嬉しかった時には押してみてください😊

Kajitap配信中です

Kajitapがきっかけとなり、たくさんのありがとうを届けられることを祈っています。


サポート頂いたものは活動の資金として大切に使わせていただきます😊