見出し画像

【募集】鞆の浦・地域医療プログラム2024

広島県福山市にある人口3,000人の町・鞆の浦(とものうら)を舞台に、地域で活躍するリーダー人材を育成する「地域医療プログラム2024」。
本プログラムは、地域課題を解決するためのアプローチの選択肢を広げ、自らが貢献したい地域でのアクションにつなげることを目的とした6ヶ月間の人材育成プログラムです。

この記事では、2024年7月よりスタートする本プログラムの概要と申込み方法を紹介します。

※ 2024年5月12日をもちまして、鞆の浦・地域医療プログラム2024の募集は締め切りとなりました。皆さま、誠にありがとうございました。

応募する



地域医療プログラム概要

プログラム期間:2024年7月〜12月
目的
:地域課題を解決するためのアプローチの選択肢を広げ、自らが貢献したい地域でのアクションにつなげる
目標
・終了時に目指す状態:地域課題を解決するためのアクションプランと物理的なアウトプットが作成できる
・成果物:①アクションプラン ②物理的なアウトプット1つ(チラシ、ロゴ、模型など)
形式:対面+オンライン
主催:株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ
企画・運営:鞆のくらしの診療所、福山市地域おこし協力隊、鞆の浦・さくらホーム


講義スケジュール

  • オリエンテーション (7/3)

  • 第1回 (7/13-14)|まちとの関わり方

  • 第2回 (8/7)|ケアのデザイン

  • 第3回 (9/7-8)|地域福祉と多文化共生・地域診断・防災と地域コミュニティ

  • 第4回 (10/9)|ヘルスケアビジネスの基本

  • 第5回 (11/10-11)|官民連携・コミュニティデザイン・小学校と連携した地域診断演習

  • 第6回 (12/15)|最終発表会


鞆の浦について

スタジオジブリ『崖の上のポニョ』の舞台になったと言われている広島県福山市の瀬戸内海沿岸部に位置する鞆の浦。ここでは、20年ほど前から「地域共生のまちづくり」が行われています。地域の介護福祉施設を中心とした、年齢や性別、障害の有無などにかかわらず人と人がつながり支え合うまちづくりは、全国から共感を呼び、多いときには年間300名もの方が学びに訪れました。

そんな福祉のまち・鞆の浦を舞台に、全ての地域住民が「地域とのつながり」を保ちながら最期まで自分のまち(地域)で豊かに暮らしていくための考え方やアプローチ方法を学びます。


募集要項

募集期間:2024年4月15日(月)~5月12日(日)
対象:
・地域・まちづくり・コミュニティに興味のある人、学生
・地域医療に興味のある医療・介護・福祉従事者、医療系学生
募集人数:15名程度
参加費
・一般)6万円(税込)
・学生)実質無料(株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズが学生3名分の参加費を負担)
 ※旅費交通費・飲食費は別途かかります
選考方法
・一次選考)書類審査:応募フォームに記載いただいた内容を基に選考
・二次選考)面接 :5/23〜6/6に実施予定
 ※結果通知は、一次審査が5月中旬、二次審査は6月中旬を予定

応募はこちらから


募集説明会

5月7日(火)21:00~21:30 にオンライン募集説明会を開催します。
申し込みはこちらから。


鞆のまち歩き/フィールドワーク
小学生を対象とした地域診断の授業の様子
最終回ではひとりずつ発表を行い、修了証が授与される


講師紹介

7月の講師|まちとの関わり方

◆羽田冨美江(鞆の浦・さくらホーム|有限会社親和 代表取締役)

1956年兵庫県相生市生まれ。理学療法士、介護支援専門員、認知症介護指導者。2004年4月鞆の浦・さくらホームを開所し、福山市鞆町で地域共生のまちづくりを実践している。グループホーム、地域密着型デイサービス、小規模多機能型居宅介護、居宅介護支援事業、放課後等デイサービス、ゲストハウスを運営。著書に『超高齢社会の介護はおもしろい!』(ブリコラージュ、2019年)など。


8月の講師|ケアのデザイン

◆河東梨香(tona LLC. 代表/医療福祉ビジュアルディレクター)

北欧など多数の国や文化の中で暮らした経験を活かし、医療福祉分野をはじめ、幅広い領域で色と素材感を大切にしたものづくり・空間づくりを実践。当事者やご家族、現場の想いにデザインでアプローチする「大切な誰かを思うデザイン」をテーマに活動を行っている。

◆杉本聡恵(エンプラス株式会社 代表/感情環境デザイナー)

作業療法士、京都大学工学部建築学専攻 三浦研究室 共同研究者、教育環境研究所 客員研究員。20年以上の医療福祉に関する企画運営とリハビリテーションの現場を経験。心身が低迷する人の気力を高めるには、ケアの力と環境力の掛け合わせが不可欠だと痛感。本能に働きかける「感情環境デザイン」を軸に医療福祉施設のプランニングなどを手掛ける。

◆簾藤麻木(一級建築士事務所nenlin 代表)

明治大学兼任講師。在宅介護の経験から、空間や道具の違いで生きる意欲が変わることを痛感し建築士を志す。建築から道具まで、ケア視点のプロジェクトマネジメントを手掛けるほか、全国のケアの日用品を揃える『ケアのデザインストアねんりん』を運営。医療・介護の現場の声を建築・ものづくり業界につなぐ活動に取り組む。


9月の講師|地域福祉と多文化共生・地域診断・防災と地域コミュニティ

◆牧田幸文(福山市立大学 都市経営学部教授)

1966年京都府京都市生まれ。龍谷大学経済学研究科を修了後、スウェーデンやイギリスの大学で社会福祉政策、ジェンダーを研究する。2011年から福山市立大学都市経営学部の特任教員として働き、地域高齢者のその人らしい暮らしについて研究する。2016年から鞆町に移住し、念願の海の見える暮らしを満喫中。

◆平岩千尋(福山南病院 医師 / 鞆のくらしの診療所 代表)

家庭医療専門医・指導医、認定内科医、日本医師会認定産業医。広島県福山市鞆町にある藤井病院にて外来診療、入院診療、在宅診療に従事する傍ら、地域の学校である鞆の浦学園の学校医としても活動している。自分自身が楽しみながら地域に関わることを大切にしている。

◆中村直哉(尾道市消防局 尾道西消防署 署長補佐)

広島県三原市出身。大阪芸術大学デザイン学科卒。2000年に消防士を拝命。救助隊長や指揮隊長等として現場活動に従事。事務職として本部運営にも携わる。全国の消防有志と共に特定非営利活動法人を立ち上げ、公安職や医療関係者を対象に、学会や教育コースを開催する。趣味は登山、サイクリング。

◆河村由実子(福山市地域おこし協力隊 / リハノワ 代表)

2013年に理学療法士免許取得後、ICUなど急性期医療現場で勤務。2019年にリハビリの輪をつなげるメディア「リハノワ」を立ち上げ、全国のリハビリ当事者や医療介護福祉現場を取材し記事を書く。2022年より広島県福山市の地域おこし協力隊(ミッション:関係人口創出/移住支援)、ヘルスケアVCであるキャピタルメディカ・ベンチャーズのコミュニケーターとしても活動。


10月の講師|ヘルスケアビジネスの基本

◆青木武士(株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ 代表取締役)

造船会社でバイオマス発電事業等に携わった後、ソフトウェア開発会社を経て、(株)エス・エム・エスにて事業開発に携わり、M&Aやインキュベーションプログラムの運営を行う。また、訪問看護ステーションの設立・運営など医療・介護現場のオペレーション経験も有する。ヘルスケア領域に注力したVCファンドを運営する株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズを立ち上げ、現在はその代表としてインパクト投資を実践している。


11月の講師|官民連携・コミュニティデザイン・小学校と連携した地域診断演習

◆山本尊也(タテヨコデザイン 代表)

広島県福山市出身。同志社大学心理学科を卒業後、福山市役所に入庁。官民連携による地方創生に携わる。現在は独立し、ソーシャルデザインによる事業立案や補助金などの財源確保で地域の中小企業を支援。フォトグラファーとしても活動中。

◆内海慎一(LifeWork/コミュニティデザイナー)

1983年愛知県生まれ。大学時代に坂茂氏のもとで建築を学んだ後、広告代理店を経て、地域の人たちと一緒に有形・無形の未来をデザインしていく「コミュニティデザイン」の分野に飛び込む。まちづくりのワークショップ、住民参加型の建築づくりなどに関するプロジェクトが多い。近年では、介護・福祉施設のプロジェクトに様々な形で参画。主な仕事に、土岐くらしのラボ(岐阜県土岐市)、SOUPタウンプロジェクト(愛知県豊田市)、鞆の浦・お宿と集いの場 燧冶(広島県福山市)、尾道のおばあちゃんとわたくしホテル(広島県尾道市)など。

◆佐々木将人(理学療法士/コミュニティマネージャー/ワークショップデザイナー)

1990年大阪府枚方市生まれ。訪問看護ステーション・療養型病院を経て、現在、東京都にある医療法人社団おうちの診療所で診療同行セラピストとして勤務する傍ら、組織開発にも関わる。また、日本最大級介護のコミュニティ「KAIGO LEADERS」でコミュニティマネージャーを務める。ワークショップや対話などの手段を用い、人と人との有機的な関わり・つながりの創出と場の活性化を目指す。

応募する


運営メンバー紹介

  • 平岩 千尋(鞆のくらしの診療所 / 福山南病院 / キャピタルメディカ・ベンチャーズ コミュニケーター )

  • 河村 由実子(福山市地域おこし協力隊 / キャピタルメディカ・ベンチャーズ コミュニケーター)

  • 居城 柚那(鞆の浦・さくらホーム)

  • 佐々木 将人(株式会社 Blanket/医療法人社団 おうちの診療所)


研修・宿泊施設紹介

現地開催時の研修・宿泊先「燧冶(ひうちや)」

「燧冶(ひうちや)」は、鞆の浦・さくらホーム(介護福祉事業所)が運営するバリアフリーのお宿と集いの場です。地元に根づいたハード面もソフト面もバリアフリーなお宿は、築94年の古民家を改修して造られた温かい雰囲気のある空間が特徴です。全3室(ユニバーサルルーム、和洋室、和室)と1階には共有スペース(集いの場、キッチン)があります。公式HPはこちら

研修は1階の集いの場でおこないます
2階の客間。海が見える素敵な空間です
夜は懇親会を予定。美味しい料理とお酒を用意しますので、たくさん語らいましょう…!

応募する


昨年度プログラムの様子

こちらの記事にはプログラムの様子や参加者の声をまとめています。

「地域をより良くしたい!」と熱い想いを持った皆様の挑戦、ご応募をお待ちしております!

応募する

いいなと思ったら応援しよう!