![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165152759/rectangle_large_type_2_93a3fbc6616ab06b52f4badf2c03ad2d.jpeg?width=1200)
介護者の感情の自己犠牲
だいぶ寒くなってきましたね。
さてさて、今日はもうすぐ仕事の準備があるので、早速本題に入ります。
介護者の感情の自己犠牲、というあまり聞きなれない言葉を書いてみました。
これ、私が幼少期からおそらく最近まで無意識にしていた事です。今は気づいたので意識してやめました。
どういうことか?
子どもの頃、親が悲しみや怒り、不安、無関心、などどちらかというとネガティブ感情を感じていた場合、子供は親の感情や状態に対して強く共鳴し、それを「自分も同じように感じるべきだ」と無意識に思い込むことはよくあります。そして、それを大人になっても無意識的に続けてしまう。
例えば、お母様の悲痛な状況を目の当たりにした時、自分が楽しむことや喜ぶことに対して「罪悪感」を抱くことがあります。私はこのケースでした。
あと、臨床現場では患者さんや利用者さんにもしていました。
これは「共感疲労」や「感情的同調」とも関連し、自分も相手と同じ感情を共有することで、一種の「自己犠牲」を選ぶ形になってしまうのです。
ここで、だから私が出会う人や周りに、色々な意味で自己犠牲をされている方がおおく、心苦しく感じていたのは、私がしていたからだ、と気づきました。
ここで、いくつか考えられることと対策
無意識のパターンに気づく
もし、今回ご自分で気づかれた場合、その気づきを大切にし、「自分の感情は自分のもので、母(父、その要介護者)の感情と分けて考える」という意識的な練習をしてみてください。お母様(父、その他要介護者)への愛情と自分の喜びの両立
お母様(父、その他要介護者)を大切に思う気持ちはとても素晴らしいですが、その気持ちが自分を苦しめてしまう場合、愛の形を見直す時かもしれません。「自分が幸せでいることはお母様を支える力になる」という新しい視点を持つことが助けになるかもしれません。罪悪感の解放
自分が楽しむこと、喜ぶことは「悪いこと」ではなく、むしろ自分を癒し、周りの人にもより良いエネルギーを与える源になります。紙に本音の気持ちを書く、声に出す、深呼吸、ストレッチ、などで重くなっている体の部分(罪悪感)外に出す練習をしてみてはいかがでしょう?内なる声を聞く
母の感情と自分の感情を切り離す練習をする中で、「自分が本当にしたいこと」「何が自分を喜ばせるのか」を問いかける時間を作ってみてください。
介護の具体的な社会的サービスの活用は大切です。しかし、私の実体験から、いくら活用しても自分の意識や気持ちが変化しない限り、介護や病気を抱えた人と向き合う事の大変さから解放されないと思います。
今回もし響くところがありましたら、何か一つ実践してみて下さい!(^^)!
これから少し丹田呼吸と背骨ワークして仕事いってきます!