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親不孝介護

先日この本を知りました。私がソーシャルミッションで掲げていることは、ビジネスケアラーへの身体的、精神的ストレスを軽減し、仕事を辞めずにでも親を最後まで大切にして頂く事です。

それが、日本社会、日本人がより元気でハッピーになると思うから。

私がこれから行う事業プランの付加価値の1つとして、『家族や仕事と距離をおく時間をつくる』という内容があります。そして、1時間だけは思考や心の中に親や仕事を入れずに、自分の体や心に意識を向けてもらう事です。

私自身が、本当に小さい時から、苦手で気が合わないな~、と思いながらも母親が父と上手くいかずに泣いたりヒステリーになっている表情を何とか笑顔にしなければ、と私の意識の中から離れませんでした。
なので今思えば自分の人生なんて生きてなかった。そして、一人暮らしを大学生から始めたり、海外に行き物理的な距離をとるも、結局は私の意識から両親を切り離せず、自分が夢に向かっていても罪悪感がありました。
本当の親孝行は子供が幸せでいることです。
子供が自分を犠牲に好きな事や諦めたり、親の面倒で疲れ切っているのを見て親は本当の意味で幸せでないと思うのです。

私は、様々な学びとセッションを受け、自分の人生を生きようと決意をし、まず母親の愚痴を聞きに自ら定期的に実家に帰るのを辞めました。父と母のケンカや会話の仲介をするのをやめました。私が両親と会いたい時にだけ行くようにしました。私がいないと母親は父親から痛めつけられる、母親は私がいないと寂しい思いをするんじゃないか、と、常に気をもみ・・・両親をダメにしていたのは私だったんだと気づきました。

だからと言って両親を見捨てるわけではありません。私は私の好きな事、やりたい事(今なら自分の会社を起こす事)に集中し、両親ではなく自分に意識を向ける事です。
母親は今要介護ですが、訪問看護やヘルパーを導入し距離を取りながら見守っています。夫婦なのだから、高齢の父にもしっかりとできる事をやってもらうよう声がけしています。できるできない関係なく、”どーせ無理でしょ”とあきらめずにコミュニケーションをとる事。

この本を見たとき、私のやっていることは間違いでなかった、とまだ少し残っていた罪悪感と不安が消えました。

今までの職場でも今の患者さん達の中にも、親の介護で慢性的な腰痛や疲労、不眠の方をたくさん診ます。そして、仕事をバリバリされていたのに親の介護をするために退職する方もいました。親の介護で住みたい街を諦めるとか・・。そういった患者や仲間を見るたびに、謎に心がガリっと痛んでました。
私は自分と重ねていたんだと思います。いつしか親の介護を恐れていたんだと思います。介護=苦しい、自分の自由がなくなる、重荷、などのイメージがありますよね。

私は、ビジネスケアラーに対してBODYワークとコミュニティを中心としたサービスを提供していく予定だが、それとともに意識の持ち方も伝えていこうと思う。
意識の中で、介護者と細くていいから線引きをする事がお互いが最も幸せでいられるんだと思うから。この距離や線に関しては別投稿で(^^♪

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