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「パパとママは完璧じゃないんだよ。」と子供達に告げた日のこと。
祖父母世代と 我々世代のモラルにズレがあり、時々 子育て世代は苦労をすることがあります。
我が家の長男はとても慎重なタイプで 次男はモノオジしないタイプ。 それをお爺ちゃんが比較して 長男を傷つけたことがありました。
後に、「生きてきた時代が違うことで 考え方に違いが出るんだ。ママは○○の見方だよ!お爺ちゃんの言ったことは間違えている・・・・。」と私はフォローしましたが、長男は暗い表情をしていました。
その時に 私が言った言葉です。 「パパとママは完璧な人間じゃないんだよ。成長途中なの。だから間違えたことを言うからね。ついでにお爺ちゃんとお婆ちゃんも間違えたこと言うからね。」
横で笑って聞いていた夫も 「そうだよ!完璧な人なんていないんだから。」と言いました。
すると 子供達は少し考え 顔を見合わせ、間を置いてから「え”~!!!!」と驚きの声を出しました。
やっぱり驚くよね!子供達はパパもママも正しいことを言っていると思い込んでいるし、お爺ちゃんお婆ちゃんなんてもっと正しいことを言っていると思い込んでいるのだろうな~と、ちょっと前から感じていました。
実は思い当たることがあったのです。子供達のピュアな発言を聞き、良い親だと信じてくれて嬉しいな~♡と感じつつ、親を美化していて良くないな~と感じる点があり、この際だから言っちゃおう!と思ったのです。
もちろん私は 人として成長し続けようと覚悟していますが・・・・、親としては少し肩の荷がおりました。『テキトーに。』と思っていても母親としてどこか完璧にこなそうとしていた面があったのでしょうね。やっぱり”親だから”といってカッコウつけるより、子供達と対等な立場 同じ目線で生きれると過ごしやすいですね。
その後、暗い表情をしていた長男の目も、輝きを取り戻しました。
私は「気になるなら次に会った時、お爺ちゃんの言ったことは間違っているよ!と お爺ちゃんに教えてあげれば良いよ。」と言いましたが、もうお爺ちゃんの発言のことは許したようでした。
「パパとママも完璧じゃないんだよ。」と子供達に伝えたことは良かったのか?まだ判断しかねますが・・・・。
それからどうなったかと申しますと、私達夫婦は「ママ~さっき怒ったけど、あれママの勘違いだよ!」「パパ、ちゃんと約束を守って!」と子供達からはっきりと注意を受けることが増えました。だけど私や夫が「(照れながら)ごめんなさい。」と謝れば子供達は許してくれます。そして子供は笑顔を見せてくれるのです。
もちろん親に注意されて当然!と思うような時は、子供は何も言ってきません。(反抗期の子は反抗っぽいこというけど。)だから我が家はこれで良かったな~と思っています。
だけど 大人になっても「完璧な人はいないんだよ。」それを時々忘れちゃうことありません?
芸能人の悲しいニュースを聞いていると、容姿も頭の回転も良く
なぜ???
と思うことがありました。相手を完璧だと思い込んでるからですよね。ごめんなさい。大人の方こそ「完璧な人はいないんだよ。」それを忘れずに過ごさないといけませんね。だからこそ 身近な人間に「最近どう?」の声を積極的にかけたいと思いました。
そうそう、私も完璧な親ではありません。あ~わかってるか。失敗あっての追及ですからね。