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【プレミアリーグのカッコいいチャント】〜I'm forever blowing bubbles〜 ウェストハム・ユナイテッド

 こんにちは、編集長です。私自身はグーナー(アーセナルファン)ではありますが、1サッカーファンとしてプレミアリーグの魅力を発信して行きたいという信念もあります。そのため、アーセナルだけでなく、ライバルチームの魅力も余す所なく紹介して行く予定です(トッテナム以外)。今回は、アーセナルと同じロンドンを本拠地とするウェストハム・ユナイテッドにまつわる曲を紹介します。

 皆さんはシャボン玉をやったことがあるだろうか?おそらく子供の頃に、誰しも1度はやったことがあるのではないだろうか。シャボン玉を吹くと、泡が空に向かって飛んでいく、高く舞い上がったと思ったら、いつの間にか消えている。美しく、そしてどこかはかない、そんなシャボン玉。 

 もし貴方がシャボン玉をイメージし、ウェストハム(ロンドンスタジアム)を思い浮かべられたとしたら、きっと貴方はかなりのプレミアリーグマニアだ。今回はそんなシャボン玉とウェストハムにまつわる話だが、まずはこの曲を聴いて欲しい。

曲名:「I'm forever blowing bubbles(僕はいつもシャボン玉を飛ばす)」
(歌詞)
"I'm forever blowing bubble, Pretty bubbles in the air,"
僕はいつもシャボン玉を飛ばす。綺麗なシャボン玉を空に飛ばすんだ。

"They fly so high, nearly reach the sky,"
高く高く飛んでいき、空まで届きそうなところで、はかなく消えていく。

"Then like my dreams they fade and die."
それはまるで僕の夢のように、届きそうでいつも届かない。

"Fortune's always hiding, I've looked everywhere,"
幸福はいつも僕の元に訪れてくれるとは限らない。だけど僕はいつだって幸福が訪れることを信じている。

"I'm forever blowing bubbles, Pretty bubbles in the air."
想いを乗せ、今日も僕はシャボン玉を空に飛ばすんだ。

 ウェストハムの本拠地であるロンドンスタジアムでは、選手入場に合わせてこの曲が流れ、ホームのウェストハムサポーター(通称:アイアンズ)が一体となって大合唱をする。そして本物のシャボン玉がスタジアムを舞う。プレミアリーグにおいてはリバプールサポの ”You'll never walk alone”の大合唱に負けず劣らずの素晴らしい雰囲気を醸し出す。

強豪に勝ったかと思えば、次の試合は格下にコロッと負ける、そんなウェストハム

 ウェストハムの魅力は、きっとその「不安定さ」だろう。決して強豪クラブとは言えない、勝ったり負けたりを繰り返すいわゆる中堅クラブではあるが、そこがまたウェストハムの魅力だ。負けるからこそ、勝った時の喜びが誰よりも大きい。強豪クラブに大勝してお祭り騒ぎになったかと思えば、翌週には格下相手にあっさり負けてしまう。大量リードを奪いスタジアムも勝ちムードに入ったところで、あっさり逆転され、あのはかなく消えていくシャボン玉のように、勝利が手からこぼれ落ちていく。どんなに調子が悪い時でも、地元のライバル(トッテナム)だけには絶対に負けない。これこそが、ウェストハムが人々を惹きつける要因だろう。

勝利が当たり前じゃないからこそ、その勝利の味は格段に美味い

 強豪クラブと違い、勝ち続けることが義務付けられていないからこそ、勝った時の喜びが誰よりも大きい。そして空に届きそうで届かないあのシャボン玉のように、いつも訪れるとは限らない勝利に向かって、ウェストハムサポーターは今日も想いを乗せ歌う。彼らの夢は永遠に終わることはない。ぜひ皆さんもウェストハムに注目してみて欲しい。

文/編集長⑦

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