【第1弾】TMFCスパイク専門家のオススメスパイク(ゴールキーパー・ディフェンダー編)
フットボールを愛する皆さん、アッサラームアライクム。突然だがフットボールプレイヤーにとって最も大事なアイテムはスパイクだ(断言)。
君はスパイクしゅき??僕は大好きすぎて愛するスパイク達を履くためにフットボールをしていると言っても過言ではない。
この記事では少しでもプレイヤーの皆様がスパイクを選ぶ際の助けになればと思い、無駄にこだわりの強い筆者が各ポジションにつき1つずつ最適だと思われるスパイクを提案していく。一気に全ポジションまとめようとしてダラダラ書いていたら非常に長くなり意味不明な文章になってしまったため、今回は第1弾としてゴールキーパーとディフェンダーに絞って考えてみた。
※紹介するスパイクはFGソール(天然芝用)前提とする。
【1.ゴールキーパーのオススメ】
ゴールキーパーにとって、相手のシュートを防ぐことが最も重要な仕事でそれはいつの時代も不変であると思うが、現代フットボールにおいては積極的にビルドアップに参加することも求められる。そんな現代のゴールキーパーには、「前線への正確なロングフィード+パス&コントロール」を助ける機能を備える”アディダス プレデターエッジ”がオススメだ。
このスパイクには、キックやトラップなどのボールタッチ時に様々な効果が期待できるラバーリブがアッパーに搭載されているのが最大の特徴だ。このラバーリブがボールに対して非常に高いグリップ性を発揮し、思い通りというか想像を超えてしまうキックやボールコントロールを可能にする。また、アウトソールの先端にはパワーファセットというおもりのようなパーツが採用されており、他のスパイクに比べキック時のインパクトをよりサポートする機能を有している。
※代表的な着用選手
▶アーロン・ラムズデール(アーセナル)
▶テア・シュテーゲン(バルセロナ)
▶アルベール=エムボヨ・サンビ・ロコンガ(アーセナル)
【2.センターバックのオススメ】
センターバックは高い身長、相手に競り負けない強さなどの守備時に活きるフィジカルアビリティが重視されるポジションだが、ゴールキーパーと同様に守備力だけでなく、高いビルドアップ能力を求められるのが現代フットボール。また、プレイヤーのアスリート化も進んでおり、より高い強度で90分走りきれる走力がどのポジションでも必要になってきている(そう、我らがTMFCレジェンドCBのハリー・マグワイアのように)。これらの点を踏まえ、「正確なパス&コントロール+長い距離を走破できる疲れにくさ」で優れているスパイクを選ぶとすれば"ナイキ ティエンポレジェンド9"だ。
このスパイクは柔らかい履き心地を生み出す天然皮革(カンガルーレザー)が使用され、クラシカルなデザインながらアッパー内部にクッション性のあるフォームポッドが搭載されている。これらの天然皮革&フォームポッドがボールのタッチ感、キックやトラップの精度を向上させる。以上のような機能性を備えながら、スピード特化型のスパイクに負けない充分な軽量性を有しているのが特徴だ。また、アウトソールは丸型のスタッドがメインだが、ブレード型のスタッドも組み合わさっており、大事な場面でも滑りにくく踏ん張りが効きやすいのもグッドポイント。
センターバックのオススメスパイクとして紹介したが、非常にバランスのとれたスパイクなのでアタッカーが使用しても遺憾なく機能を発揮できるスパイクだ。
※代表的な着用選手
▶ウィリアム・サリバ(アーセナル)
▶ファン・ダイク(リヴァプール)
【3.サイドバックのオススメ】
サイドバックは近年急激な進化を続けるポジションで、チームの戦術次第では最も重要なポジションにもなり得る。特に攻撃面で求められる役割が大きく変化しており、古典的なサイドバックは大外を駆け上がるオーバーラップをするのが攻撃時の主な選択肢だったが、最近では中盤の後方に位置を取り、司令塔的な役割を担うプレイヤーが増えている。また、守備時には相手のウインガーと対峙する場面が多く、抜き去られないための高いアジリティも必要だ。
上記のように仕事が多く、求められる能力が高いサイドバックだが、最も重要な能力はプレイヤーの思考・判断の速度であると筆者は考える。目まぐるしく戦況が変化するゲームの中でその速度を支えるのは「持久力」で、この能力に余裕があれば頭がクールな状態を維持でき、速く正確な思考・判断に繋がるのではなかろうか。
少々長くなってしまったが、以上の点を踏まえると「スプリントのサポートを中心に他の要素も損なうことのない高い機能性」を備える”ミズノ アルファ”がオススメスパイクだ。
このスパイクは2022年11月18日から発売されたミズノの最新モデルでスピードに特化したスパイクだ。使用している選手はまだまだ少ないが、非常に高機能なスパイクなのは間違いない。
踵部分に搭載されているミズノエナジーというクッション性の高い素材が接地時の衝撃を吸収することでプレイヤーの持久力の維持を助ける(ランニングシューズにも使われている)。更に中底にはカルヴォという高反発素材や、シューズ内の足ズレを抑える履き口・タンのゼログライドαメッシュにより、スプリント時のエネルギーロスの軽減が期待できるものに仕上がっている。上記の通り、単純な軽量性だけでなく、多方面からプレイヤーのスプリントを支える機能を有しているのが特徴だ。また、薄く無駄のないアッパーがボールタッチ時の素足感を生み出すことに加え、アウトソールがクイックネスを発揮しやすいトライアングルスタッドながら、全グラウンド(土・人工芝・天然芝)に対応しているのも非常にグレート。
※代表的な着用選手
▶セルヒオ・ラモス(パリサンジェルマン)
▶Wilfried・Hyaku=Traore(トモナリエフシー)
【まとめ】
今回初めての試みとしてスパイクに関する記事を世に出してしまったがいかがでしたか?少しでも参考になりスパイクに興味を持ってもらえたなら最高だ!
紹介したオススメスパイクをまとめると以下の通りだ。
1.ゴールキーパー
▶︎アディダス プレデターエッジ.1 FG
2.センターバック
▶ナイキ ティエンポ レジェンド9 エリート FG
3.サイドバック
▶ミズノ アルファ ジャパン
後日、やる気がある時にミッドフィルダー編とフォワード編も公開するつもりなので乞うご期待!!
文/No.10