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野口文というアーティストと個人的アナキズム体験
都合のいい思想がびっしょりと
横たわる大学の音楽サークルで
ボブ・マーリーに明け暮れた
・・・
音楽をするうえで大事なのは
待つ、ただ、ただ、待つ
・・・
音楽をするうえで大事なのは
ただあるということ
昨日、「藤子」というアルバムが発表されたが、
これが、とても素晴らしい。
この感動をどのように表現して良いかわからない。。
僕は控えめにいって、聴きながら震えました。
これは僕の好みに合わせて作ってくれたのか?
と思うほど、細部に渡って好みである。
個性豊かな音物、見え隠れする断片、断片同士の結合や分離、結合のない混じり合い、ベースライン、ボーカルの音選び、瓦解と再構成の波、そして歌詞もなかなか素敵。
ニューアルバムの「藤子」だけでなく、前作「botto」も素晴らしく、おすすめの曲という選び方が難しい。
worlds end girlfriend , cero, コーネリアス, Araki shin「hall」というアルバム, marukoporoporo, 昔聴いていたhip-hop, なんかたまにモーモールルギャバンとかゆらゆら帝国や嘘つきバービーみたいなサイケバンド などなど、僕の頭の中を多様なアーティストが過ぎりながら、野口文さんにどっぷりです。興味があれば、全部聴いてもらいたい。
話が変わるが、先日、アナキズム展に行ってきた。
何となく分かったり、よく分からなかったり、あんまり分からなかったり、全然分からなかったりしながら3時間近く作品を鑑賞した。
なんかよく分からなかったと思いながら、
野口文さんの音楽を聴いて、興奮すると共に、
アナキズムの波が僕をさらった。
野口文さん、アナキストでも何でもないかもしれないのに、
ごめんなさい。
ただ、僕の心の中にひっそりと体操座りしていたアナキズムが、野口文さんの音楽で、少し首を揺らしていました。
野口さん、名古屋でライブしてください。