映画「リッチランド」
明日は、84年前にB29エノラゲイからウラン型原子爆弾「リトル・ボーイ」が広島に投下された日。
その3日後にはB29ボックスカーからプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」が長崎に投下された日。
毎年、余裕なく過ごしているせいで、気づけば、6月23日沖縄慰霊の日と原爆投下の日、そして終戦記念日を迎えている。
今年は、そういったことがないように、少し意識して生活ができている。
先週の土曜日から、僕の好きな映画館で「リッチランド」というアメリカのドキュメンタリー映画が上映されている。
プルトニウム型原子爆弾を製造するために開発されたアメリカの都市のドキュメンタリー。アメリカでの被爆体験、開発のために土地を奪われた民族、自然を破壊した現実など、アメリカにとっても、原爆の開発の影響はとても大きかったこと。
映画を通して、色々な視点で考えられるようになった。
その中で、冒頭の歌詞を合唱隊が唄い、それをお客さんが鑑賞するシーンが終盤にありました。
とても嫌な気持ちになった。
これは、僕が日本人だからではないと思う。
そして、映画を低く評価しているわけではない。
これが現実なんだと思うと、辛かった。
監督さんは、このシーンを通して何を伝えたかったのか。
僕はずっと考えている。