
そうだ、パイプカットしよう~40代後半夫婦、「1122(いい夫婦)」になる
こんにちは、倫直幸です。
この記事は、
・性的な面で配偶者またはそれに準ずる方との関係を改善したい男性、女性
・純粋に、パイプカットのあれこれに興味がある方
にとっては、何らかのヒントになる可能性があります。
ただし、以下の点にご注意ください。
・性に関する内容を含んでおります。できるだけ婉曲な表現を心がけますが、苦手な方にとっては不快な思いをされる可能性があります。
・既に複数の子供をもうけた夫婦関係を前提としています。結婚や不妊等についての悩みを抱えている方にとっては、意図せず嫌な思いをさせてしまう内容かもしれません。
以上、社会的に稀な経験であり、かつ読み手を選ぶ内容であることから、一部を有料とさせていただきます。ただし、無料部分だけでも上記のヒントは得られるように作成していますので、そこまでお読みいただくのもおすすめです。
以上2点についてご了承いただいたうえで、よろしければ私たち夫婦の選択について、お読みいただければ幸いです。
お・れ・た・ち・1122
私たちは、47歳と46歳の夫婦です。結婚生活17年、高2、中2、小3の3人の子供に恵まれ、現在はけんかすることもなく、険悪な雰囲気になることもなく、「営み」は週1~2程度、休日は家族で旅行に行くこともありますが、子供をおいて二人で映画を見に行ったりすることもある、控えめに見積もっても平均以上と自負する仲良し夫婦です。
11月22日には「今日いい夫婦の日だって」「お父さんとお母さんは仲いいよな」と子供たちに言われる程度には安定した関係です。気の置けない仲間との飲み会の話題で「うちはずっとセックスレスだよ~」とか、「うちでは嫁としばらく口きいてないですよ」等の話が出てくることも増えましたが、全く別世界の話という感じで「へー大変だね(棒)」という塩対応しかできなくなりました。
そんな私たち夫婦ですが、主に私が原因で、離婚寸前の時期がありました。結婚して父親になっても、成熟しないお子様メンタルと仕事の多忙さが主な原因でした。家事はせず、子育ても都合がいいところだけ、妻には本当に苦労をかけてしまいました。
震災、流産、海外赴任などの紆余曲折を経ながら、一定の時間がたちました。結果、危険な時期は過ぎ去り、関係は安定してきました。改善の理由はいろいろですが、
・一人目より二人目、二人目より三人目と子育てに余裕ができてきたこと
・妻が粘り強く、辛抱強く私を導いてくれたこと
・私が「妻の三倍働く」という特に根拠のないふわっとした決意をし心を入れ替えたこと
あたりが考えられます。
私たちは時折波風を立たせながらも、何とか夫婦を続けていけそうな感じになってきたのが、5~6年前のことでした。
うまくいかない私たち~肉のカーテン
そのころから、私たち夫婦の間に新たな悩みが起こるようになりました。「営み」の問題です。私が、行為を完遂できないことが増えてきたのです。 具体的には、盛り上がっている行為の途中で、引き出しにしまっていた避妊具を取り出し、箱から一つつまみ出して着用し、さて続きを…という段階で、さっきまで硬度10のダイヤモンドだった「悪魔将軍」が、文字通りの悪い意味での「肉のカーテン」よろしく、「貧弱な坊や」になってしまうのです。

このあたりは別の記事に書きたいと思うのですが、とにかく私にとってはみじめな、自己肯定感をすり減らしていく苦しい経験でした。
それを理由にしてはいけないという自覚はありますが、ある時、途中まで着用せず行為をしていたことで、妻に望まない妊娠をさせてしまったのです。夫婦で話し合って人工妊娠中絶の手術を受けることを決めました。
そうだ、パイプカットしよう
手術はほどなく終わり、入院も一日でした。ストレッチャーに乗せられ、麻酔で寝ている妻の寝顔を見ながら、私は
「そうだ、パイプカットしよう」
と決意したのでした。
私の思考は以下の通りです。
・子供はもう3人いて、これ以上は望まない。
・妻を傷つけてしまい、4人目の子供を死なせたことを、自分の体に刻んで忘れないようにしたい。
・「営み」をうまくいかせるために、自分の体にメスを入れることが効果がありそうだ。・……ていうか……中出しし放題じゃね?(下品な表現ですみません。自罰の意味でも、記しておきたかったのです。お許しください。それだけ、少なくとも私にとっては魅力的なことだったのです。)
目覚めた妻の手をにぎって、「僕、手術するわ」と話をしたところ、妻は麻酔が残っていてぼんやりして話ができなかったので、今する話ではないなと思い、麻酔の影響がなくなった翌日、あらためて話をしたのでした。
「パイプカット 評判」で調べてみると、車を2時間程度走らせて隣県まで行けば、60000円程度、しかも日帰り手術でできるという泌尿器科をすぐに見つけることができ、インターネット予約をして、平日の午後の仕事を休んで、まず診察を受けに行きました。
レンガのような茶色の壁面の平屋建て、一見しておしゃれな施設で、しかも駐車場に車がいっぱい、人気のある泌尿器科だというのが一目でわかる病院でした。あまりにも評判が良すぎたせいか、待合室の椅子はすべていっぱいで、私は廊下の観葉植物の隣に一つだけぽつんと置いてあった丸椅子に座って、呼ばれるのを待ちました。
以下、私の診察から手術、そして手術後、悩みが消えた私たちの姿を記します。もしよければお読みください。
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