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#04 選択肢を与える


第4章: 選択肢を与えることでイヤイヤ期を乗り越える方法


《「どっちにする?」は魔法の言葉》

イヤイヤ期の子どもに対してどんなに親が「こうしてほしい」と思っても、彼らは「イヤ!」の一言で拒否することが多いですよね。

毎日のように「イヤ!」と言われると、こっちも心が折れそうになります。

「もう、どうすればこの“イヤ”から解放されるんだろう…」と思った方もいるかもしれません。

でもここで使える小さな魔法、それが「選択肢を与える」ことです。


娘が3歳頃、何を言っても「やだ!やだ!」と言われる日々を過ごしていました。

特にお出かけ前が大変で、「靴履いて!」「やだ!」。「じゃあ、コート着てね」「やだ!」

こんなやりとりが毎日のように続くと、「もう今日は外に出るの諦めようかな…」なんて思ってしまうこともありました。
でも、ここであれを使ったんです!

そう「どっちがいい?」です!選択肢を与える。

例えば、「靴を履きたくない」と泣いていた娘に「じゃあ、赤い靴ときいろい靴、どっちを履く?」と聞いてみました。

すると「え?どっちか選んでいいの?」という感じで私を見つめ、泣き止んで「あか!」と答えてくれました。

私にとってのイヤイヤ期を乗り越えるひとつのヒントになりました。


《子どもの意思を尊重するコミュニケーション》

「選択肢を与える」という方法は、子どもに「自分で決める権利」を与えることでもあります。

子どもは、自分の意思が尊重されていると感じることで、少しずつ親の言うことにも耳を傾けるようになるんです。

これはイヤイヤ期に限らず、子どもとコミュニケーションを取るための大事なテクニックでもあります。


例えば、娘がご飯を食べたくないと言った時「今日は食べないのね」と投げやりになるのではなく、「ご飯とスープ、どっちから食べたい?」と聞くだけで娘の態度が変わることがありました。

「どっちにする?」という選択肢を与えることで、彼女自身が決めたと感じられ、自然とご飯を食べ始めるんです。

もちろんうまくいかない時もあります。
娘が「どっちもやだ!」と怒って投げやりになることも。

でもそんな時は「どっちも嫌なんだね、じゃあ、ママが先に食べてみるね」と言って、まずは自分が楽しそうにご飯を食べてみる。

すると娘も「やっぱりご飯食べたい!」と食べに来てくれることも。

以前の記事にも書きましたが、イヤイヤ期はとりあえず「いや!」と言いたいだけの時もあるんです(笑)

イヤイヤ期の子どもたちは、とにかく自分の意見を主張したい時期。

だからこそ選択肢を与えることで彼らの自己主張を尊重しながらも、スムーズにコミュニケーションが取れるようになります。

選択肢を与えることで「どっちか選べる!」という自分の意志が通った感覚が、子どもたちの安心感につながるんですね


《選択肢の与え方》

選択肢を与えるときは「二択」にするのがポイント

選択肢が多すぎると子どもも混乱してしまいますし、親としても手に負えなくなります。だからこそ、シンプルに「これとこれ、どっち?」が鉄則です。

例えば、お出かけ前に「茶色いコートと白いコート、どっちにする?」とか、朝の準備で「Tシャツから着る?ズボンから履く?」など、シンプルな選択肢を与えることで子どもが自分の意思で動くチャンスを作り出せます



娘が「お風呂に入りたくない!」と泣き叫んでいた時、「じゃあ、お風呂でおもちゃで遊ぶ?それとも泡風呂にする?」と聞いてみました。

すると娘は一瞬で泣き止んで「泡!」と。
こうして、あんなに毎日拒否していたお風呂に喜んで入ることに。

もう私の心の声は「泡万歳!」ですよ!泡さえあればこんなにスムーズにお風呂に入ってくれるのならいくらでも買う(笑)


次章では「育児ストレス減らし方」について書いていきます。
育児ストレスたまっていませんか?
何をしてストレスを発散していますか?

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