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思い立ったら吉日旅|ビビリの妻とノリノリの夫、旅に出る。

夫が1ヶ月ほど前に突然

「福島に旅行に行きたいな〜」

と言い出した。


単身赴任している夫の弟くんが
福島にいるうちに会いに行きたいのと、
福島原発を見てみたいとのこと。


車で片道8時間近くかかるのにどうやって?!
まだ生後5ヶ月の赤ちゃんもいるのに?!



よし、これは冗談だ、
ノリで言ってるだけだ。
夫くん、君も夢を見たい年頃なんだね、
オーケーオーケー。

と思って流していたら、しばらくして

「旅行のことやけど来週くらいにどう?
 何日かかけて行ったいいやん?」

と言うではありませんか。



この人、本気だったのか…

とちょっと引いた後で、

たしかに夫の育休が終わるまで
あと1ヶ月くらいしかないし、
こんなにゆっくり家族で過ごせる時間があるのも
今だけか!

と思い始めた妻、こと、わたし。



「とりあえずまだ寒いし
 福島に行くにしても3月にしよう!
 せっかくならあったかいところに行こう!
 東北の前に旅の練習をしよう!」

と提案。

ちょうど寒波の影響で雪が降り
ニュースで見る福島の大雪の様子を見て
夫も怖気付いたのか福島行きは延期に。


香川で美味いうどん食べたい!!
という安易なアイディアにより目的地を四国に変更。
数日間かけて旅をすることになった。



泊まる宿を探したり
観光名所を調べたりしていくうちに
ちょっとハイになるわたし。


でもふと冷静になって

いやいや、赤ちゃん連れて長旅はやっぱり無理では?
途中で体調悪くなったらどうする?
宿の予約しても帰ることになるかも?
乳腺がつまったり乳首が切れたりするだけで
何もできないくらい辛くなるのに
旅先でそうなったら楽しめないのでは?
長距離運転は大変だし
事故にあったらどうしよう…


🌀🌀🌀………不安で頭がいっぱいに。


実はお正月にわたしの両親・姉ファミリーと
家族旅行に行ったのだが、
夫もわたしも赤ちゃん(娘)も風邪をひいており
のど飴と鼻セレブなしには過ごせず
痛くてつらい、ある意味忘れられない旅になったのである。

もうあんな旅はいやだー



もう行く気満々の夫に

「子を持つ母は、いろいろ心配なわけよ…」

と、もろもろの不安要素を伝えると

「疲れたり体調悪くなったら
 すぐ帰ってこよう!
 もしそうなったら宿にはキャンセル料払おう!
 帰ってくるのに時間かかるけど
 わたしが寝ないで運転する!」

と言い切ってくれた。


そうか、帰ってこればいいのか、
宿も申し訳ないけど
キャンセル料を払えばいいのか

と、不安がなくなり
すっかり心が軽くなってしまった。

(今思えば、まんまと丸め込まれた気もする…)



『家族みんなが体調がいいこと』

を条件とした旅に出ることにした。



ビビリな妻と
ノリノリの夫と
それに付き合わされる娘。

思い立ったら吉日的な旅のはじまりはじまり。



*・*・*・*


とりあえず3日目に突入した現在、
家族3人とも元気に過ごせている…!
よかった!

1日目の神戸港きれいだった




旅に出る前の不安でぐるぐるしていた時に
出会ったるいさんのnote。



もう最初から最後までずっとおもしろい。

「旅には失敗がつきもの」と言って、思いつくように出かける人がうらやましい。
わたしは「念には念をタイプ」なので、出かける前の準備にひとしきり悩まなくては旅立てない。

旅がしたい。|るいさんnoteより

わかる〜〜今まさにその状態!!
と共感し、

「行くからには、うまく過ごしたい」という欲が、わたしを尻込みさせてしまう。
行くに行けないまま、ずるずると時は経ち、今日も「旅に出たい」と思うだけで過ぎていく。

旅がしたい。|るいさんnoteより

そうそう!そうなのよ!
『どうせなら楽しみたい!うまくやりたい!』
という想いが邪魔をするのよ!
と、また共感し、

温泉だ、温泉に入らせろ・・・!
わたしはメモに、「温泉、温泉、温泉」と3回書いた。
3回も書いてたら、行けるだろう、きっと。

旅がしたい。|るいさんnoteより

ここは笑うしかない。(笑)
母から滲み出る本音が最高。




一気に読み進めた先で、一番響いたのがココ。

旅はいつでも、どこへでも行けるものだけど、だからこそ「行こう!」と決めなければ、ずっと行けない。
少なくとも、我が家はそんなところがある。
夫も、長男も、「家が大好き」なのだから。

旅がしたい。|るいさんnoteより


そうなのです、わたしお家が大好きなんです。
お家が一番リラックスできるんです。
そんなオアシスであるお家を離れてまで
旅に出るメリットが見つからないのです。



でも
『旅に出てみたい』、
ちょっとの好奇心もあって。



夫がしてくれた楽しそうな旅の提案に
尻込みして乗っからないのはもったいない!
このままでは多分ずっと旅には行けない!
行っちゃえ!!


…そう背中を押してもらえた気がしたのです。



『最低限の準備はするけど、
 上手くやろう・楽しもうと思わない!
 うまくいかないことも旅の思い出とする!』

を個人的な目標にして、
石橋を叩いて叩いて渡らない系のわたし、
ようやく旅に出る決心がつきました。


るいさん、ありがとうございます。


明日はついに四国へ渡ります!
寒そうだけど大丈夫かな…。

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