2021.04.03 映えを求めて
こんにちは、ともむーんです。
実は昨夜から金沢に来ております。何をしに来たのか。
細かく言えば色々あるんですけど、「ル・キューブ金沢」という複合商業施設を見たかったということがいちばんの理由です。ちなみに山下設計の設計らしいです。
3年最後のstudio4、その課題が複合商業施設でした。エスキス一回しか出なかったアレです。元々出題時に参考事例としてこれが紹介されており、訪れてみたいなと思ってたんですよね。
てことでシンプルに建築が見てみたいってのと散々だったstudio4の供養として本日行って参りました。
写真が下手でわかりづらいかもしれませんが、複数個のキューブから構成されていて、その一つ一つに商業施設が入っています。それらのキューブは少しずつ角度がつき、全体として街区に沿うように配置されていました。たぶん。
皆さんお察しの通り、建築学生っぽいことが言ってみたかっただけです。聞き流してください。
この浮遊感最高ですね。めちゃ惹かれます。(建築を煽って撮るのはやめましょう)
建物全体を回った後に、写真2枚目の左から2個目のキューブに入っている「ワルツ」というお店に入ってみました、野郎一人で。
そしてまさかの¥1,100のモンブランを注文。まあ今日は供養だからね。いいよね。
これがその高級モンブランです。これマロンクリームの下、何かわかりますか。これ実はバウムクーヘンなんですよ。そりゃ高い訳です。
このモンブランがけっこうボリューミーで、今日は珍しく朝飯を食っていたため朝っぱらからお腹いっぱいでしたw。ボリューミーというかずっしりしている感じかな。
店舗の内観です。右側がさっきの全体像を撮っていた道路です。客が自分一人だったということもありますが、落ち着いた雰囲気でした。この後予定があったのですぐ出てしまいましたが、それがなければけっこう長くいれるかなって感じです。
それ以外にもまあまあな数のものを今日は見てきたんですけど、その中で感じたこととして「映え」って大事かなって。
一昔前から「インスタ映え」ってのが世に普及してると思うんですけど、「映え」を求める風潮がある一方で、それが世間的にあんまり好まれてないのかなってのを個人的に感じています。
確かに良い写真を撮るためだけに食べ物を粗末にしたり、環境を破壊したりすることは間違いなく良くないことです。
しかし、映えを求めることは人間が向上していく上でかなり重要な部分ではないのかと。少なくない時間も労力も、時には費用までもをかけて常により良いものを追いかけるって素晴らしくないですか。
特に建築なんて、映えてなんぼ。本質的にも、表面的にも。ディテールが変わるだけで印象ってガラッと変わるなってのが本日の学びです。
God is in the details.
ってそーゆーことかなとか思ったり。
そんなことをカップルばっかりの金沢の中でぼっちコミュ障系男子は考えておりました。
今日はいっぱい歩いていっぱい写真撮ったので疲れました。ヘッダーの写真のストックがだいぶ補充できたので満足です。
今日のしないこと 「いばらない」
人も動物も虫も花も
命あるものは
みんな、平等。
ー『これはしない、あれはする』P.20より
恥ずかしながら、自分は昔から選民思想が強い人間です。自分でもよくわかってるんです、それがいかに愚かなことかって。年齢とか学歴とかっていう肩書きでしか勝負してこなかったので。大した肩書きでもないのにね。
なぜその思考から抜け出せないのか。恐らくどこかで自覚しているからでしょう。いかに人間的に中身ができていないのかを。そしてそれを向上させることから逃げていることを。
ただこの一年でそのしょうもない鼻がへし折られた気がします。なんだかんだで今までは肩書きだけでも生きてくることができましたが、良くも悪くもそれだけでは太刀打ちできなくなりました。
確信はありませんが、こんな経験をすれば恐らく少しは謙虚になることでしょう。知らんけど。
全然関係ないけど、スマホのガラスフィルムの貼り替えがすごくうまくいったので気分良いです。どうも単細胞生物です。
2021.04.03