2021.05.14 他人の幸福
ふとバイト先のシフト表に目をやる。
そこには喜びを感じている自分がいた。
ここ数ヶ月、就活でほとんどバイトに入れていなかった同期。
毎日が日曜日の自分とは比べ物にならないくらい忙しかったであろう。
感じていたであろうストレスは想像を絶する。
しかもこのコロナ禍、相当厳しい状況の中で戦っていたことを察していたつもりである。
その状況下で同期の名前が月末のシフト表に入っていたのである。
柄にもなく喜んでしまった。
その喜びが同期の就活が無事終わったことへのものなのか、それともその同期に久しぶりに会えることへのものなのかは定かではない。
もしかしたらどちらも外れているのかもしれないし、どちらも当てはまっているのかもしれない。
どちらにせよ、元来、自分の幸福と他人の不幸しか喜ぶことのできないろくでなしが、他人の幸福を喜べたのである。
しかも他人の幸福に嬉しさを感じたという事実にもまた嬉しさを感じた。
人の幸せでまさか自分が二重に幸せを感じられるとは。
自覚はしていたが、自分は愉快な人間なのかもしれない。
今までこのような感情を抱いたことがないのだから、我ながら自分のろくでなしさには感心させられる。
恐らく自分が他人の幸福を喜んでしまうという点が治った訳ではない。そんな簡単に治るものでもないだろう。
ただ他人の幸せが自分の喜びになることを知った。ちょうど人と触れ合うことで初めて優しさを感じた化け物に近い。
他人の幸福は蜜の味がした。
こんにちは、ともむーんです。
最近、noteで短編小説を読み漁っている中で、こんな文章を書けたらいいなと思ってしまったので書いてみました。
とは言っても真似たのは文体とかだけ。雰囲気だけでもそんな感じになったらと。見掛け倒しになっているかすら怪しいけど。
ああいう文章書ける人ってほんとにすごいなって心から感じます。
恥ずかしいけど、こういうのもたまには面白いですね。
今日はそんな感じです。ちなみに全てノンフィクションです。
そういえば、兄貴ハピバ。かれこれ5年近く会ってないけど。
収支報告 ¥272,704(−3,575)
逆指し刺さってorz
2021.05.14