理学療法士がオンラインになる可能性はあるか
「ここまでなると、どこまでが現実なのだろうか。もはやSF小説の世界が目の前にきているのかもしれない」
書いているときはおはようございます。
もなりんです。
時代の流れにはまだまだ取り残されたくないものです。
一時期周りの環境では、「外出自粛」と「リモートワーク」というものがありました。
実際、自分の前職でも「リモートワーク」という名前のもとに、ある指定の動画をみてその感想文と職場での生かし方みたいなことをやらされていました。
訪問ですと、コロナであまり人をいれたくないという人も少なくなかったのです。
どうも風のうわさでは、外来リハビリ専門のところとかデイサービスとかはかなり苦しかったとか。
自分の知り合いにパーソナルトレーナーがいますが、収入が途絶えたときはどうしようとも言ってました。
どこも、影響がありましたね。
それで、ちょっと思ったことがありました。
「オンラインで理学療法ができるようになるにはどうしたらいいか?」
一見、「こいつ何いってんだ?」と思う人もいるかもしれません。
しかしよく考えてみてください。
理学療法士が求められていることというのは、「体が弱っている人が、運動療法を中心に体の具合をよくしていき、その人の望む生活を手に入れる」ことが挙げられます。
となると、わざわざ行かなくてもその人の体の状態次第では可能ではないかなと思います。
実際、クリニックやセミナーを運営する理学療法士の人達はオンラインサロンから収入を得ている人もいるのであながちゼロではありませんが、もっと直接的にできないかなというのはあります。
勿論、課題はあります。
まず、可動域練習などの徒手的な動きでの微妙な筋肉の張り具合などは確認できないことですね。
そのときに角度計なんかも使えないです。
また、徒手療法が使えないので寝たきりの人に対してはまるで何もできないのが現実問題なのではないかなと思います。
さらにいうと、ある程度動けるひとであるとしても、今度はこういう問題もあります。
「動ける人に対して運動を教えるとしたら、それは他のトレーナーとかでもできることなのでは?」
そうです。他の職種と差別化ができないことですね。
その辺りは誰を対象にしていけばいいのか、何があったらできるのか、中々考えなければならないことですね。
人によっては、オフラインでもトレーナーやカイロプラクティックなどの人達はより勉強していて理学療法士は遅れているという面があるという意見もありますが…。
ただ、もっと根本的に問題が。
「そもそも訪問リハビリを利用する家庭のうち、どれだけの人がITを理解するだろうか」
仮に先に挙げた課題がクリアできたとしても、そもそもリハビリを行う家庭は高齢な人が大半でITを取り入れる家庭はあまり多くないでしょう。
スマートフォンすら使わない人も少なくないですから、なおのことあまりごちゃごちゃしたものは使えないでしょうね。
どうもアメリカの一部の会社では、VRを使って立体的に人を引き出し、より臨場感のある会議とかができるように開発しているとかという話も耳にしています。
日本では…。
まだまだ理学療法士のオンライン化は先の話ですかね(^^;