咱们看未来吧!未来を見ようぞな!
9/18広東市深圳で日本人学校に通う10歳の児童が登校中母親の目の前で刺され翌未明に亡くなった。
中国が大好きなおばさんの1人として、やはりこの事件は辛い。
無力で何も出来ない自分が本当に不甲斐ない…。
ついこの間、蘇州でも日本人学校の生徒が乗るスクールバスが襲われ、身を挺して守った中国人女性が亡くなった。
反日感情から起こった暴挙なのか?真相はわからないが、在中の日本人に大きな不安をもたらすテロ行為と言っても過言ではないと私は思う。
そして一部日本人ネット民がこの事件を受けて、中国人は今すぐ帰ろ!
などと阿呆な事をほざいてるのを見てしまって…在日の中国の方にも不安をもたらす事になってしまっていないか不安になる。
事件に遭われたお子様とご遺族、お子様の命を守れなかった親御さんのご心痛を思うと…深く哀悼の意を表します。
両国共に今後の再発防止に邁進して頂きたいと思います。
強い反日感情があったとしても、実際に日本人学校に通う子供を襲って何になろうか?そんな事する犯人は異常者でしかない。
靖国神社で落書きして逮捕された人もいましたよね…
煽られたネット情報で白熱した反日感情で犯罪者が産まれてしまったとしたら…中国のメディア統制の偏りにも強い見直しが必要ではなかろうか?
ヘイトからくる個人の感情で犯罪など起きてはならない、被害者を発生させないのは当然だが、加害者の発生も防ぐのが両国間で早急に対応すべきだと思う。
2005年反日デモ
2005年の私は上海の大学に通っていた。呑気に日本人ルームメイトと当時大好きだった玉米(もちもちのトウモロコシ)かじっていた頃、母親に日本に帰ってきなさい!と国際電話…なんのこっちゃいな?
上海に居た私は大学の先生にも何にも言われないし、大丈夫だーってと呑気さん、母が過剰に心配しているものだと思っていました。
呑気に日本料理屋さんの前を通ると、ありゃりゃりゃ…窓ガラスがバッキバキに割れている…2002年に上海の大学に進学したので2005年には上海の背景にもなじむ、反日の空気を掴む事が出来ている頃だったので、現地顔して下手な発音の中国語は外では極力使わないでやり過ごした。ネットで日本のニュースから情報を得ないと知らなかったかも…
2003年から2004年のSARSの流行からすれば大事ではないとは思っていたが結局長期休みは帰国した。当時暴れてデモを行っていた人々は普通の若者が多かった。頭の良い将来有望な感じのね…
そんな事したいという感じではなくノリで…(私の感じた主観)
優秀な中国の若者が暴力行為なんて起こしてほしくない。
南京大虐殺記念館
思い出したので書かせて頂きます。2002年上海の大学に入学前に送金システムやビザ発行代行みたいな日本人の留学をサポートする仲介会社(今思えば高いだけのシステム…)主催で日本人の集団で南京の日帰りバスツアーがあり参加した。日本人ばかりで参加し遠足気分で大虐殺記念館…
現在ネット検索してみると当時行った所の雰囲気も違う気がするが改修工事も経て変わったのかもしれない。やはり日本人として気持ちの良い場所では無かった。(南京大虐殺については一部中国側のでっち上げも言われてはいるが)当時不勉強なバカな日本人が遠足気分で行って凹んで、阿呆ずらが恥を…どんな顔で受け止めるかなんて…。分からなかった。
そんな記念館から出てきて車椅子の男性とそれを押す奥様が居て、タイルの間に車椅子の車輪が挟まり、動けなくなっていたので私は日本人の友達とヨッコラショ!(日本語)持ち上げて差し上げたのだ。
そのときその男性が言って下さったのが咱们看未来吧!(我々は未来を見ようぞ!)だった。おそらく発音が北の訛りで中国語力がまだまだ低い私ではあったのだが、一緒に車椅子を持った友人がたまたま未来(ミク)ちゃんだったので…
阿保づらの日本人(自分)最低限の勉強はしなくてはと、悲しいだけの戦争の過去でも、今後未来に悲劇を起こしてはいけないのだ。
歴史はそれから学ぶ事があっても、決してそれに囚われてはいけないのだ。
戦争中は人間は人間でなくなる。(自分の心も殺された状態)南京事件において日本人は残虐な見せつけをショーのように行ったんだよ。
悪いのは人をそんな残虐な姿にさせてしまう社会なのだ。
(ガイドさんがそのような事をおっしゃってました)
抗日記念館などの記録が捏造や根拠がないという人も多いが、先入観を持って歴史を見、持ち出しては問題は何も進展しない。
歴史を持ちだす人や国籍、立場から表面上に排斥してしまうのではなく、その奥にある真理=戦争はしてはいけない事を1人ひとりが寄り添って考え難しい歴史問題の解決の糸口を探すべきであると思う。
反日感情と中国政府の立場
9/23米ニューヨークを訪問中の上川陽子外相が中国王毅外相兼政治局委員と会談、事実関係の解明、再発防止、およびSNS上における悪質な反日的投稿の取締りを徹底するよう求めました。おそらく今回の事件を受け反日感情が高まりやすい日、日本人が集まりやすい場所の警備は強化される事にはなるとは思います。日本企業が中国撤退する事態を防ぐべく何らかの対策は講じてくるでしょう。その一方で反日感情は根深いというのは事実です。
反日感情むき出しの人とは近づかないのが大切。
(議論も不可、ヘイトな思想なので…逃げる!)
個人で出来る事
南京の記念館に日本人がぞろぞろ日本人顔して日本語話して行っちゃダメなのです!優しく我々は未来を見ようなんて言って頂けたのはたまたま。
中国に住んでしばらく経つと自然と分かってはきますが、現地の人々や風景に馴染む事が大切です。一部知り合いに中国が嫌いなのに留学している子がいました…中国人のあれこれを文句付け、食べ物も日本料理を食べ、日本人らしい服装をして、大勢の日本人で日本語喋っている。(日本帰れよ…)
彼女はやはりスリにも遭いやすいし、暴行などの危険も…
抗日記念日には特に気を付ける!
9月18日(満州事変のきっかけになった柳条湖事件)
7月7日(盧溝橋事件)
12月13日(南京事件)
今回事件の被害に遭われたお父様が上司宛に送った文書(真偽は不明)
全力を尽くして亡くなった息子が誇りに思ってくれるような人物になり、更に日中両国の相互理解の為に微力ながら貢献し続けるより他はありません。
私たちの側で息子が10年と8カ月と7日間の時間を過ごしてくれた事に感謝します。(日中貿易の懸け橋になるお仕事をされている方だそうです)
亡くなって欲しくなかった…現場に居なかったけど、時間を戻して男の子を守ってあげたい。中国好きなただのおばさんの私、こんな辛い事件は再発させてはいけないので書かせて頂きました。
長くて申し訳ございません。ネット上にありふれた文章ですが読んで下さり感謝🙏です。