冬のスコットランド・エディンバラ旅行を愛すべき15の理由 #UK留学Challenge
このnoteは、2019年12月15日〜19日までの1週間、スコットランドの首都・エディンバラのニュータウンに位置する「Kaplan International Edinburgh」に語学留学しつつ、クリスマス当日の25日まで、全力でエディンバラ旅行を楽しんできた記録記事です。
「スコットランドとは」
「なにゆえそんなに楽しかったのか」
「ハギスとはいかに」
などスコットランドの魅力に興味を持っていただける方は、ぜひ読んでみてください。
\こちらの記事の副音声的にお楽しみください/
「エディンバラって、どこやねん……」。それが私の、最初の感想でした。
まずは検索してみなければ。「エディンバラ」エンターでGoogleさまに聞いてみる。
スコットランドの首都。世界遺産の街。哲学者や数学者を多数輩出、ロンドンから飛行機で1時間。何を隠そう「ハリー・ポッター」の著者J・K・ローリングが執筆の街と決めた場所……。
「ふむ、なんだか悪くない。悪くなさそうな街だぞ?」が第一印象。
スコットランドには、ネッシーが棲んでいると聞いたことがある。「確かめに行きたい」友人が強くそう言っていた記憶も相まって、「楽しいかもしれない」そう思って次回の語学留学先は、エディンバラとすることに。
スコットランド、はなんといってもイギリスである。つまり英語の本場!
2019年は、ほかにセブ・マルタと語学留学したが、ともに「母国語(フィリピンの各現地語、マルタ語)」が英語とは別に存在する。
イギリスは「英国」である。英語の、国……!!!
勉強してきた英語、通じるのだろうか。ネイティブの国で。そんな挑戦欲も引き連れながら、2020年12月半ばに私たちは渡航した。
今回は、2019年4月から運営している英語学習コミュニティ「#EnglishChallenge」の共同オーナー・最所あさみと2人で行く旅だった。
✈ ✈ ✈ ✈ ✈
さ
て
訪れてみた結果、エディンバラとは実際にどうだったか? である。
結論としては、大変おすすめ。
大変おすすめ!!!である。
エディンバラ城です、こんにちは!
「いや〜ん、めっちゃおすすめ!」とかって言い方ではなく、語尾を「である」としたのは意図的だ。「である」という言い方に惹かれる方、きっとエディンバラ似合います。
厳粛・知的・そこはかとない哀愁・彩度の低さ
がエディンバラのキーワード
更に言うと、「美味しかった」。イギリスなのに!!!
ということで、ここからは簡潔に写真とともに、エディンバラの愛すべき点を10個と言わず、15個くらい並べた後に、3個くらい「でもここはなー?」という残念ポイントも、ちょっぴり並べたりしてみます。
エディンバラ、日本人に出会う率が本当に少なくて、10日間くらいいたのですが3人すれ違ったのが最大……!? これまで60ヶ国くらい訪れたのですが、ダントツで少なかった。それも異国情緒漂う感じで、大変よかったなぁ!ではGo Go。
【エディンバラの愛すべき点15個】
1.コンパクトにまとまった徒歩圏内の街
まず第一に、街が小さめで回りやすい。
エディンバラ城を中心にオールドタウン、ニュータウンで構成されているのだけれど、端から端まで歩いても40〜50分くらいが目安。観光しながらゆっくり歩いても、数時間あれば街を一旦回りきれる、くらいのサイズ感。
市内は路面電車、バスの交通網が整備されているのですが、私は結局市内移動については一度も乗らなかった。
歩いても時間がそこまで変わるわけではないし、何より街並みが美しいので、歩いているだけでエンターテイメント。
2.街並みがきれい
そう、街並みがきれいなのがエディンバラの特徴なのである。坂が多いので、荷物がないほうが歩きやすいけれど、美しいのでついついカメラを持って歩きたくなっちゃう。
3.冬のクリスマスマーケット is 最高
いや……夏も美しいらしいのですが、私が訪れた冬 is 最高でした……。冬苦手な私が、「防寒」という装備を揃えて、3時間でも4時間でも外にいたくなる気持ちになった……!
川の両岸、歩いて20〜30分以上の範囲が全部、クリスマスマーケット!遊園地があれば食事にお酒におみやげに。よく、海外で週末マルシェ、とかマーケット、とかって開催されると思うのですが、そうではなくもはや「常設」「建設」の域……。
イメージとしては、湘南に夏の間に登場する「海の家」のすんばらしく規模が大きいバージョン? 1ヶ月くらい続くフェス、みたいな感じでしょうか。
4.クリスマスジャンパー is AWESOME
クリスマス本番時期(当日もいた)のヨーロッパのクリスマスマーケット、初めての経験だったのですが、とにかくクリスマスを迎えるまでの直前1週間くらいの空気の盛り上がりがすごい。
「わくわく、わくわく」みたいなものが、どんどんと具現化して、そのうち手に取れるようになるんじゃないか……?と思っていたら、スコットランド人(スコティッシュ)の皆さまが「クリスマスジャンパー」という形で、見事に具現化してくれました。
まず、着ちゃう。
そして次に、付けちゃう。
さらにはなぜか、踊っちゃう……!
これがスタンダート。何がよいって、「他者に向けての装い」ではなく「自分の楽しみとしての装い」であることが素晴らしい。
真顔ですんっ!と着ていて、「そのクリスマスジャンパー(とみんな呼ぶ)素敵ですね……!」と話しかけると、ふわっと笑って「そうでしょ?」と答えてくれる。
そんな人が、街にさくさんあふれるエディンバラのクリスマス……!
こんなすました顔して、コートの中はクリスマスジャンパーなの……!
ちなみにクリスマス数日前までは、私たち(最所あさみと伊佐)も「クリスマスジャンパー着るとは、浮かれすぎでは……(我らは着ませんよ……)」みたいなテンションだったのですが、あまりにもみんなが楽しそうすぎて、そのうち「これは参加した方が楽しい人生なのではないか?」という気持ちに変わり。
じゃあ市内のアパレルショップで買いますか〜と思って探し始めたのですが、なぜか探しても探しても見つからない。5軒は回った。
それに疑問に思った私たちは、ついに街ゆく人に「そのクリスマスジャンパーはどこで買ったのか?」と聞きまくり、最終的に「人気すぎて、売り切れているらしい……!」という事実を知り。
ホテルの受付のお兄さんに、オススメの古着屋さんを教えてもらうなどして、やっとこさ「クリスマスジャンパー(正式名称らしい)」に出会えた、という次第だった!
ノリノリで試着した(「Armstrongs Vintage」にて)どれを買うか、本当に迷ったな〜。2・3着買いそうになったのですが、日本に帰国した今、1着にしておいて本当によかったなと思っています〜〜!(笑)
5.ハギスおいしい
「名物はハギス」。スコットランドを訪れたなら、絶対に食べてほしい……!
先にスコットランドを訪れた旅人の先輩方から、これだけは、という言伝で聞いていた「ハギス」という伝統料理。
■ハギス:羊の内臓を羊の胃袋に詰めて、茹でたスコットランドの伝統料理(Wikipediaより)
なかなかに描写が強烈である。
なのだが、食べてみたらめちゃおいしい。レバパテが好きな人は、きっと好きになれるはず……!
羊の内臓の煮込み料理に、同じ量のクリーミィなマッシュポテト、マッシュスウィード(根菜らしい)が添えてあって、ウィスキーソースorタルタルソースを、好みでかけていただく!というスタイル。
しかもスタンダートハギスのほかに、ハギスボンボン(一口サイズ)にハギスパイ、ハギススプリングロールと展開先が豊富。
初めて食べた日から、エディンバラを去る日まで結局毎日食べ続けてしまったハギスのポイントは、臭み消しのハーブの使い方。店・作り手ごとにハーブ使いがまったく違うので、「これ、同じハギス……!?」と見紛う驚きを提供してくれる(場合がある)。
私たちのオススメは、エディンバラの「Whiski Rooms」というお店のハギスと、隣町であるグラスゴーの「Ubiquitous Chip」のハギスです……! 1皿2,000円くらいかな?
そのほかのご飯もおいしかったな〜。
6.ビールうっま
なぜならここはスコットランド。ビールがうまい。量にもよりますが、1杯600〜1,000円ほどでしょうか。
つい、つい飲んでしまいました……。ハギスに合うよ!
7.おいしくないと評判のフィッシュアンドチップスおいしい
そして、イギリスを訪れたらやっぱり食べたいフィッシュアンドチップス! もけっこうおいしい。
エディンバラで有名なのは、オールドタウンの観光地ど真ん中にある「BERTIE'S」。ちなみにサイドメニューのハギススプリングロールもオススメなので、ぜひお試しを。おいしかったので全然写真がないよ。
8.スーパーの充実度が素晴らしい
留学中の食事は、生徒みんなの悩みの種。
これは「Marks&Spencer」という名前のスーパーに限ってのことかもしれないのですが、留学中のおうちごはんが捗るスーパーを探しに探して、「Marks&Spencer」に行き着いた私たち。
朝ごはんや語学学校の勉強の合間にいただくランチは、大体「Marks&Spencer」のバリエーション豊かなサラダやフルーツ、インドカレーやラザニアなどを食べていました。
焼いて、並べただけのある日のディナー
市街地中心部にあるのですが、いつも混んでいて、ローカルのスコティッシュにも大人気。街の人に聞いても「Marks&Spencerおいしいよね〜」と好きな様子でした。
大変オススメです!一食500〜800円くらいでおいしく食べられる感じかな?
9.なんと本屋も充実
電車やカフェでも、なんとなくスマホではなく紙の本を読んでいる人が多い印象のエディンバラ。
「Waterstones」や「Topping & Company Booksellers」などの書店をはじめ、オールドタウンには小さな古書店がたっくさん並んでいます。
本好きだったら、本屋めぐりで丸一日楽しめます。うふ。
10.しかも水道水が飲める
水、飲めます。つまり水道水を沸かして毎日温かいお茶が飲める。ミネラルウォーターを毎日買う作業から開放される=嬉しい=暮らしが楽ちん。
11.物価が英国の割に高すぎない
そう!イギリスのポンドって、高いイメージなのですが意外にそこまで高くない!
外食しても、ランチ1,000〜1,500円、ディナー3,000〜4,000円程度と、都心と同じくらいな感覚です(まぁ安くはないけれどね……)。
宿泊費はちょっぴり高めで、Airbnbでも1泊7,000〜10,000円くらいがスタンダート。なので、ひとり旅よりも誰かとシェアできる旅の方がリーズナブルかもしれません。
12.隣町・グラスゴーの日帰り旅ができる
ハギスのおいしいお店紹介でちょっぴり登場した「グラスゴー」という隣町。
エディンバラの中心駅「Edinbyrgh Waverley」から電車で1本、約2,000円、1時間半ほどで到着します。気軽な日帰り旅行が実現できる〜。
ちなみにエディンバラが古都なら、グラスゴーは「現代版シティ」というイメージです。ショッピングならグラスゴーの方が便利そう。
13.みんなエディンバラが大好き
これは訪れて分かったことなのですが、エディンバラで暮らしている人は、エディンバラが大好きで「選んで」暮らしている人が本当に多い、ということ……!
✅街並みや雰囲気がほかと全然違って、独特
✅本当に美しくて、居るだけで癒やされる
✅ここで暮らしたいと思って、スペインから移住してきた
そんな声が各所で聞かれました。その気持ち、ちょっぴりわかる……!暮らしている人が街を愛している場所、大好きなんですよね。幸せな気持ちになる。
14.スコットランド人であることに誇りを持っている
と思いきや、エディンバラで暮らすスコットランドの人たちは、スコットランド人としての素敵な誇りと自負を持っている……!
「イギリス」という国ではなく私たちは「スコットランド」で暮らしている「スコティッシュだ」という意識が、訪問前の想像以上に強かったです。
なので、みんなスコットランドのよいところについてたくさん教えてくれる。
日本もこうだといいな、って少しうらやましくなりました。スコティッシュみたいに語ってゆきたいな、日本のことも。
15.ハリーポッター天国
もしかしたら、これを一番に挙げる人が多数いるのでは……と思ったりもするのですが、エディンバラはハリー・ポッター天国!
なんといっても、ハリー・ポッターの作者「J・K・ローリング」がハリー・ポッターを執筆していたというカフェが、エディンバラ市内に存在する。
ということで、そのカフェ「The Elephant House」はもちろん、ハリー・ポッター公式ショップに、ハリー・ポッターの世界観を継いだ様子のお土産屋さん、「これ、ハリー・ポッターを意識してるよね……?」と思われるコスプレグッズが散見されるなど、ハリー・ポッターに触れる場所に事欠かない。
私は恥ずかしいことに全作読み切れていないので……感動がそこまで濃くなかったのですが。ファン垂涎モノだと思います。ということでランクイン。
***
ということで、筆を止めずにエディンバラの愛すべき点を、15個並べさせてもらいました。
いいところばかりだとバランスが悪い&正直に伝えたいので、最後に、私が感じたエディンバラの残念ポイントも並べておきます!
▲残念ポイント1:カフェ閉まるの早い
午後15時〜16時くらいまで語学学校に通っていたので、さぁ学校が終わって、アクティビティがない日はカフェで仕事をしようか〜!と考えるのですが、カフェが軒並み17時、18時で閉まってしまう!
電源やWi-Fiはあるのですが、なにせ営業時間が短い……!その後は、ビールが飲めるパブやバー、レストランが飲食店の主役。
なので、夜ゆっくりお茶でも〜というのがちょっぴり難しい街だったのが、残念だったかも。
ただ、本屋併設のカフェや、イタリアチェーンのカフェなど数店は夜まで開けてくれているので、そこに通えばあんまり問題はなかったです。バリエーションの多さの話!
▲残念ポイント2:太陽の活躍する時間、短い
朝日が昇るのを感じながら、登校するという謎(朝8時半前)
こればかりはどうしようもない(笑)。とにかく、冬のエディンバラは暗い! 日照時間が短すぎる!
どれくらい短いかって、朝8時に家を出る時にやっと空が明るみ始めて、15時には暗くなっていく、というレベル。
私は平日朝8時半〜15時くらいまで語学学校にいたので、つまり、外に出ている時間は大体暗い(笑)。
結果、1週間もせずに日光が恋しくなりました……なるほどこれが、冬のヨーロッパ……。太陽ください……。
▲残念ポイント3:寒い、風強い
風の強い日と、弱い日の体感温度が5〜10℃ほど違うエディンバラ(伊佐調べ)。「エディンバラはウィンディな街よね〜」という言葉が日常的に行き交うほど、風が強い!
のですが、風のない日は同じ気温でも暖かく感じられ、「ちょっと重ね着しすぎたな〜」と暑がるくらい。なのでちょっと温度調節が難しいかも。
参考までにですが、私が滞在した12月の平均気温は2℃〜8℃くらい!
服装は、全身にヒートテック系インナーを着込み(実際は無印良品のコットン派ですが)、その上にセーター、ウルトラライトダウン、そしてコートにマフラー、みたいな装備で歩うことが多かったです。
雪はギリギリ降らない、冬の東京と同じくらい寒くて、風が強い日はもう少し凍える〜! みたいなイメージで◎と思います。
でもまぁ、それをカバーして余りある街並みの美しさがエディンバラにはあったんですけれどね……。
***
ということで、エディンバラへの愛等々を語ったnoteはこれにて終了。
スコットランド語学留学に興味のある方にとって、少しでもお役に立つ情報が書いてあったら幸いです……! ではでは、伊佐でした。
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