101枚の写真で振り返る、2泊3日の台湾旅。#僕たちは旅をすることしかできないけれど
「僕たちは旅をすることしかできないけれど」と、最初に口にしたのは、旅メディア「TABIPPO」編集長の前田ルイスくんでした。場所は、9月1日の旅フェス、旅祭。
photo by TABIPPO
「私たちは、旅をすることしかできないのかなぁ」。
世界中、1年の半分ほどを自宅以外で過ごし、PCひとつ持って仕事をしている私たち=旅人シェアハウス「えいとびたー」の住人である前田ルイス、古性のち、そしてこの記事を書いている伊佐知美は、海外でひとり過ごす夜、そんな気持ちになることがあります。
「旅に、何の意味があるんだろう?」。そう思っていた時、ちらほらと依頼をいただき始めた「被災地に、来ていただけませんか?」。
そういえば、全然話は違うけれど、日本の地方の「祭り」に関して、神輿を担ぐだけが祭りじゃない、と聞いたことがあった。周りで「ただ見ているだけ」。観衆の役割を担うのも、もう十分に「祭りを盛り上げ、存続させる大切な一部である」と。
なるほど、であればもしかしたら、「ただ旅をすること」や「現地でお金を使うこと」。そして微力だけれども「それを発信すること」それ自体が、いつか何か、誰かの役に立つことは、あるのかもしれない、と思ってもいいかしら。
そんな時、#モロッコ10days の旅をご一緒させていただいた旅行代理店・旅工房さんが「台湾への旅なら、お手伝いができます」と申し出てくれて。
私と、のちと、ルイス3人分の、地震があった被災地である台湾・花蓮につながる航空券をそっともらって。
「じゃあ、行ってこようか」と。
ということで。先日、台湾を3人で旅をしてきました。日程は2泊3日。ルイスは6度目、伊佐とのちは2度目の台湾。
この記事は、リピーター3名の旅の追体験と、台湾旅のPR記事、ということになるね。ではでは、101枚の写真で、参りましょう〜!
***
■Day1 - 台湾・台北
9:30 三軒茶屋の自宅を出発(全員同じ家なので同じ電車で向かう)
11:00 成田空港・第3ターミナル発✈︎
何をしているのかといえば、Kindle Unlimideで『るるぶ台湾』、『BRUTUS 台湾特集』をダウンロードし、さらに漫画『Beasters』をダウンロードしている)
14:00 台北・桃園空港着
15:00 空港からエアポートリンクに乗って、台北駅へ(所要時間:約40分)
車内では全員仕事をする
16:00 台北駅着
16:10 台北駅近くのドーナツ屋「脆皮鮮奶甜甜圈」で焼きたてドーナツを頬張る。焼きたてが即売り切れていくので、時間帯を狙わないと食べられないらしい。この日の最終が16:00だったらしいので、ラッキー。むちゃくちゃ美味しい
3人で行列に並ぶ
「おいしーーーーー!!!」
副音声:何いちゃいちゃしてるんだ
16:30 ホテル「Star Hostel Taipei Main Station」にチェックイン。今回の旅では、伊佐のちが宿予約を担当。のちがおしゃれなホテルを探してきた。2泊3日くらいの短い旅では、宿は「駅近・わかりやすい・清潔」がマストよね!
17:00 部屋に荷物を置いて、台北の街探索へ
17:30 3人で話し合って決めた企画「 #小籠包101個チャレンジ 」の開始
#小籠包101個チャレンジとは 、実質滞在時間が48時間程度の今回の旅中に、3人でなぜか小籠包を101食べるという、誰にも頼まれていないし達成しても3人だけしか喜ばないという謎の企画
「やっぱりひとつの旅に、ひとつ達成感が欲しいよね」と誰かが言ったのがいけなかったんだ。でもどうして小籠包だったんだろう?
副音声:途中で辛すぎて「ねぇ、ドーナツも小籠包に数えていい?」「いやだめでしょ」という会話を何度もした。ちなみに101個だった理由は、台北の街のシンボルマークが「台北101」という名前だから
18:30 1軒目「杭州小籠湯包」でこの旅初めての小籠包を堪能
美味しすぎる
撮影もがんばる
餃子も食べる(ここで、30個まで達成)
夜のおさんぽ
20:00 2軒目「蘇杭點心店」で小籠包をまた堪能(ここで、50個まで達成)
20:40 「足ツボしたい」Googleマップで、近くの営業中の足ツボマッサージ屋さんを探したら、えらくローカルなお店「按摩推掌館」にたどり着いてしまった
でも満喫。足ツボは、押されて痛かった場所が内臓に紐づいていると言われるのだそうだけれど、ルイス・伊佐は肝臓が悪いと言われたのに対し、のちは「考えすぎが原因だ」と言われていて全員爆笑した
21:30 腹ごなしがてら、ホテル近くの夜市にチラリ寄り道
22:00 コンビニでお水などの買い出しをして帰還、就寝
副音声:ちなみに部屋は伊佐のちが同じ部屋、ルイスは別
■Day2 - 台湾・台北、宜蘭、礁渓
7:30 起床。ホテルにて朝食
「おしゃれが過ぎる」我らのステイホテル。宿比較サイト「Booking.com」の口コミ数が1,000件越え、評価9.3にも納得
「なんなら1ヶ月くらい長期滞在したい、ここ」と3人
駅近、1泊3,000円程度、Wi-Fiサクサク、ご飯美味しい、ロビー広い、おしゃれ、可愛い、あと何が必要なのだろう?
恋人か? 恋人が足りないのか?
9:00 本日は「宜蘭(イーラン)」という街へ日帰りトリップ。台北駅のバスステーションから、バスで1本で行ける街だと旅工房の台湾担当トラベル・コンシェルジュの邱さんが教えてくれた
本当は地震のあった「花蓮(カレン)」という街を目指していたの。でも、出発の前々日に大きな列車脱線事故が起こってしまってね
行くかどうか、みんな最後まで悩んだ。でも、線路はまだ復旧していないし、走ったとしても単線運行だから、大幅な遅延も予想される
「もし日本で同じことが起こったとして、台湾から旅人が来るとして。それで、脱線事故のあった街に『予定していたから』という理由で行くと聞いたら、本当に私たちは嬉しいのかな?」なんて、夜な夜な話して。本当に悩んで、「次回に、また」と結論づけて、今回は花蓮へ向かう手前の街である宜蘭に行くことを決めたの
11:00 ということで、本日は宜蘭着!
まずはふらふらとお散歩を
旅人はお散歩が大好き。でも、これといって何もない。「それがいいね」と私たち
用意された近くの「フォトジェニック公園」には見向きもしないのに
かわいそう、みんなここで写真撮ってるのに、ほっとかれてるオブジェちゃん
代わりに「良さげな緑のある建物(と前ボケに最適な葉っぱ)」を見つけたから、全員「これいいねーーーーー!」となって、撮影を始めて遊ぶ
そして撮れた、「今年も美味しいぶどうができました」感のある写真
ボジョレ・ヌーボー的なノリで撮ったんだと思う
通り過ぎる人たちは、私たちを何だと思って見ていたのだろう
そろそろお腹が空いてきたから、お店を探す
誰かが「ところで、#小籠包101個チャレンジは?」と言っても基本的に無視をする。「小麦粉と肉ではなく、汁気のあるものが食べたいんだ」と、迷わずこちらの「大成羊排麺」に直行した
美味しい
非常にうまい
「うまいな!小籠包じゃないもの、うまいな!!!」とルイス(すでに小籠包はお腹いっぱい)
13:00 引き続き、街探索。遊ぶ場所は別にどこでもいいらしい
「カフェ『小亀有』が可愛いらしい」とのち
可愛い空間に悶絶
ご満悦
伊佐のちの長い撮影時間に飽きたにも関わらず、優しく待ってくれる大人なルイス(ちなみに年齢順だと、伊佐、ルイス、のちの順で大人)
「小亀有」の豆乳プリンの美味しさたるや
14:00 ちゃんと小籠包も食べる。地元の人がのんびりとランチをしているようなローカルの「拘来富」へ
皮が今までで一番厚く、食べ応えがあって美味しかった。ここで #小籠包101個チャレンジ は80個まで達成。あと21個…!!
15:00 電車に乗って近くの温泉街「礁渓(ショウケイ)」へ
16:00 礁渓到着。温泉街につき、足湯を求めて散歩(温泉に入ってしまうと、ルイスと伊佐のちが別になってしまうので、足湯を選択)
16:30 足湯を堪能
尚、買い物をするときは基本的に「男気じゃんけん」をする決まりになっている。勝った人が全員分を支払うことができる
すなわち、このジュースは伊佐が買った
ちなみに台北ではずっとのちが勝っていたので、のちに全ての小籠包を食べさせてもらっていた(この笑顔はのちの勝利=支払いの笑いだ)
17:00 電車で台北駅に帰還、車内では全員仕事をする(ちなみに伊佐は、この旅ではMacBookを日本に置いて、スマホだけで旅をする試みをしてみた。全然大丈夫だった)
19:00 ホテルに帰還、ルイスはホテルで仕事、伊佐のちは夜の台北散策へ
19:30 伊佐のち、おしゃれな台北の夜に大興奮
22:00 ひとしきり遊んだ後は、Uberで「土林夜市」へ
22:10 全力で遊ぶ、射的の楽しさに目覚める
23:00 夜市周辺で買い物、お土産ゲット
24:30 ホテルに帰還。伊佐のち「なぜこんなに遅くなってしまったのだ」と反省
25:30 黙って就寝
■Day3 - 台北
7:30 起床、飲み物を買いながら台北駅の誠品書店へ
9:00 忘れてはいけない、最後の小籠包屋へ。と思うが、朝から小籠包が食べられるお店がなくて非常に焦る(予定していたお店が急遽閉まっていた)
9:10 「超困った」「空港にあるかな」この時、空港に向かうべき時間まであと1時間弱!(笑)必要な小籠包はあと21個
じつは昨夜、ルイスがちょっと体調が悪くて部屋で寝ていたので、伊佐のちは「3人で食べよう」と2人で小籠包を食べることを放棄したのだ。それが悪かった
「もう、餃子でもOKにしよう」
餃子屋は朝から開いている
「うまい」
気を遣ったかのように、当然のごとく「男気じゃんけん」に勝つのち(ここで台北の会計はすべてのちが払ったことが決まった)
ルイスは、宜蘭も含めて1回も払ってない
故に「僕、空港までのタクシー代払うよ」と懐がぼろぼろの伊佐のち(おもにのち)をケア
14:00 全員で桃園空港へ
18:00 成田空港着。家からずっと一緒だったので、「なんか、台湾感そんななかった?もしかして」と言いつつ、東京駅で打ち上げ
20:00 三軒茶屋の自宅まで、3人で一緒に帰る
***
まるで一人旅をするように、3人で気ままに旅をしてきたよ。
旅をすることが、何かの役に立つことはあるのかなぁ。
この記事や私たちのハッシュタグ「#僕たちは旅をすることしかできないけれど」の投稿を見て、誰か1人でも「台湾に行きたいな」って思ってくれたら嬉しいかなぁ。
この旅を実現させてくださった旅工房さん、ありがとうございました! 企画してくれたルイスくんもありがとう。のちちゃんは美味しいごはんおごってくれてありがとう(?)。
また時間を空けて、いつか近い未来に台北に行けたらいいな。そしたら今度こそ、花蓮に行こう。
いつだって私たちは、旅をすることしかできないんだけれど。それでも。
みんなもいつか、私たちと一緒に旅をしてくれたら、嬉しいな。
END
そのほかの旅の様子はTwitterのハッシュタグ #僕たちは旅をすることしかできないけれど で見られます。
こちらも合わせてどうぞ!
■前田ルイスの台湾旅記事
台湾の人が愛する宜蘭へ #僕たちは旅をすることしかできないけれど |TABIPPO
■古性のちの台湾旅記事
初めて踏み出す旅の一歩は台湾が良い。かもしれない|古性のち @nocci_84|note(ノート)
■旅工房の記事
3人の旅人たちが旅工房に教えてくれたこと|#僕たちは旅をすることしかできないけれど | Tabikobo Journey | 「旅」を旅するウェブメディア - 旅工房
この記事は、旅工房と協働で製作する記事広告コンテンツです