7.ライバル現る
保育園へは、すぐ近所の母の実家のおばあちゃんが迎えに来てくれていました。
隣のクラスにいるせいちゃんと一緒に帰ります。
せいちゃんは、又従兄弟に当たります。せいちゃんのうちは核家族なので、おばあちゃんちに夕方まで預けられていました。
保育園に通い出してしばらくすると、せいちゃんの妹のまゆみちゃんがおばあちゃんちに預けられるようになりました。まゆみちゃんは2歳年下の女の子です。
今までは、ずっと日中は私専用のおばあちゃんだと思っていたので、とっても複雑な気持ちになりました。自分の家のおばあちゃんも生まれたばかりの弟のお世話をしていました。
私の小さな世界が少しずつ変わっていくようでした。