11.心のオアシス
私が年中さんだった当時、私の家からわずか20メートル先にあった、母の実家。両家のある通りは車が一台走れるかくらいの細い道で、両側に家がくっつくように沢山並んで建っていました。
目と鼻の先にある母の実家は、3人住まい。
二階で寝起きする、二階ばあちゃん(祖母)
一階で寝起きする、下のじいちゃん(曽祖父)
同じく一階で寝起きする、下のばあちゃん(曽祖母)
二階ばあちゃんは、私が保育園の頃はまだ40代前半で、日中仕事に行ってました。下のじいちゃんも日中仕事でした。下のばあちゃんが家事をしていました。
3人とも私がどんなに駄々をこねても、わがまま言っても嫌な顔ひとつしたことないし、怒られたこともありませんでした。いつも温和で優しいし、お絵かき、折り紙、公園で遊んでもらったりしました。(驚いたのは、母ですら3人が怒るところを見たことがなかったそうです)
私は3人のことが大好きで、3人も私のことが大好きなんだろうなって思っていました。
今でもこの3人を想うと幸せな気分になります。