Q. 最初に日本語レッスンで報酬を得るためにまずなにをしたらいいですか?
引き続き頂いた質問にお答えしていきます。
Q.最初に日本語レッスンで報酬を得るために、まず何をしたらいいですか?
A.あくまでも私の考えですが、日本語教師という自分の存在を知っている人を増やす活動をするといいのではないかと思います。
いろいろなところで何度も言ってきていることなので、耳にタコの方もいらっしゃるかもしれませんが、わかっていてもできない人が多いのがこのステップです。
なぜ日本語教師としての自分の存在を知っている人を増やす活動が必要なのか?
それは皆さんが皆さんのような日本語教師を探している人と繋がるためです。要はパイプ作り、そしてチャンスに出会うための種まきです。
例えば自分が何か習い事を始めるとしましょう。”どこに通うか””誰に教わるか”を、皆さんならどのようにして調べますか。
私は最近娘をリトミックに通わせたいなぁと思っていて情報を集めている最中なのですが、まずはインターネットで調べてみました。『住んでいる地域+リトミック』のような調べ方ですね。また、ママ友数名にも聞いてみました。『リトミックを始めようと思っているんだけど、どこかいい教室知らない?』のような聞き方です。それで最終的に一つの教室に絞り込むことができたんですが、ここまでの話で何が言いたいかというと、発信が重要だということです。
このリトミック教室がホームページやブログを作っていなければ、私はコースや料金などを知ることはできませんでした。そしてこの教室が、通っている子どもや保護者を満足させるようなサービスを提供していなければ、ポジティブな口コミが耳に入ってくることもなかったと思います。
つまり、この教室が教室について発信していたから、そして、この教室に通っている人が教室についてポジティブな発信をしてくれるようなサービスを提供していたから、私はこの教室と繋がることができたんですね。
この種まきという作業ですが、私も本当によくおこなっていました。
外国人が多い地域のスーパーマーケットの掲示板に広告を貼ったり、駅前でビラ配りをしたり(自分の教室時代)、外国人向けのフリーペーパーに広告を出したこともありましたし、クライアントさんに誘われたイベント(ハイキング、誕生日パーティーなど)にはなるべく参加して知り合いを作るようにしていました。
そんな風にして『日本語教師としての自分』を知っている人を増やし、相手と自分が繋がるためのパイプ作りをしていたんです。
そして見事ご縁ができたら、あとはとことん満足してもらえるように努めます。ニーズを把握し、学習者の日常に入り込んだ、その学習者のためだけのリアルな場面設定と例文でレッスンを進めていきました。信頼が深まれば深まるほど、継続契約や紹介(第三者による発信)につながっていきます。
ここでとてもとてもとても大切なことを申し上げると、実は種まきより何より大切なことは、受け身の姿勢から抜け出すことです。
なぜかというと、価格設定、支払いツールの決定と設定、規約作り、レッスン内容と方針の決定は自分でやらなければならないからです。誰かが決めてくれる、相手に任せる、そんな姿勢ではやっていけません。
自分はこういう理由で60分レッスンをいくらに設定する、キャンセルポリシーはこうする、というようなことはもちろんそうですが、自分から学習者候補に繋がりにいく、第三者に発信してもらえるように努めるというような積極的な姿勢がなければ、そもそも発信(種まき)という行動はできないと思います。
来てくれたらいいな、チャンスがあるといいな、は受け身の姿勢です。
自分は何も発信していないのに、誰かが突然やってきて「あなたってもしかして日本語教師ですか?」と聞いてくることなんてないですよね。
ということで、Q.最初に日本語レッスンで報酬を得るためにするべきことは?というご質問に対する私の回答は、受け身の姿勢から抜け出して準備を固め、発信について工夫することです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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