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我が子の学童事情

私は小学生2人の母です。今年度、下の子は学童に入れましたが、上の子は溢れてしまいました。幸い、上の子は民間の学童で拾ってもらい、普段はそこを利用しています。
しかし昨年度から学童運営が変わり始め、今年度からは民間学童も学区内学童として一部統合されました。学童激動の時代真っ只中にいる我が子の学童事情をご紹介します。

学区内の学童について

我が子が通う小学校では元々学童が2ヶ所あり、民間の学童も1ヶ所ありました。そして小6までは応募することが可能です。
市によっては「学童は小3まで」と決まっているところもありますので、恵まれているなと思っていました。
しかし保育所と同じく、学童にも定員があります。世間では少子化が叫ばれる中、我が子の学区だけは子供が急増しています。
「学童が3ヶ所もあるなんて、充実してるじゃん」と思われそうですが、それでも定員オーバーで入れない子もいます。私の上の子もその1人です。 

学童の一部統合とはどんな状態?

現在、学区内学童が3ヶ所になりました。民間学童で使用していた場所も学区内学童となりました。その場所は民間学童に籍がある子も使用しますので、かなりの大所帯になっています。職員は学区内学童・民間学童に勤めていた人が混在しています。
民間学童はかなり自由で子供の主体性を尊重する方針でしたので、学区内学童とは雰囲気が違いました(良い意味で、です)。統合後、職員同士や職員と市の間で考え方が違い、衝突しているという話を聞いたり、雰囲気を感じ取ったりすることがよくありました。
お互いの意見に折り合いをつけつつの手探り状態の運営は、正直預ける側の不安も大きいものです。
子供達は、今までは自由に遊べていたのに決まり事が増え、窮屈に感じることが増えたようです。職員と衝突する子もいました。

民間学童籍の子供の扱いは?

学区内学童は従来通りの預かり、民間学童は習い事のような「講座」を実施する形になっています。民間学童の子達はその講座を受けるのが前提で、下校から講座開始まで、講座終了からお迎えまではお預かりしますよ、と言う感じです。
講座は英語や習字、スポーツなど色々と充実しています。働いているため、子供を習い事に通わせられないという親にとっては、ありがたいのではないでしょうか。私もそこにはメリットを感じています。「学童」としては高額ですが、「習い事」としては安いのではと思います。
しかし、預かりをしてもらうためには講座受講が必須です。子供がやりたくない講座でも、その曜日に預かりをお願いする場合は必ず参加しなければならず、受講料も支払わなければなりません。
利用料を払っていても、受診などで予め早退が分かっている時は講座も預かりも利用ができず、下校一択となります。

民間学童籍の子供の長期休暇は?

長期休暇中は講座もお休みになりますので、民間学童の子供達は預かり場所を利用できなくなります。今年の夏休みに関しては、自治会館などで預かりを実施していただきました。別料金で、ですが…。
これも人によっては高額に感じると思います。私も「高い」と思いました。しかし長期休暇中、ずっと仕事を休むのは不可能です。給料から利用料を差し引いてマイナスになる訳ではありませんので、利用しました。
 
この冬休みは、「預かりなし」でした。急に決まりました。運営が不安定なことは承知の上でしたが、夏休みは預かりを実施していただいたので、冬休みもやってくれるだろうと高を括っていました。
しかし冬休み10日前くらいに「冬休みの預かりに関して」と連絡がきました。「預かり希望の人は連絡ください。定員を満たせば実施します。」とのことでした。早速預かり希望と返信しましたが、締め切りの次の日に「実施なし」と連絡が来ました。あと1週間で冬休みというタイミングです。
仕事をしているから学童を利用している訳で、冬休み中のシフトも既に決まっています。民間学童の講座のみが目当ての子供はほぼいません。

冬休み中の私の仕事は?

結局、事情を説明し、頭を下げて有休をフル活用しています。半日出勤にしてもらいました。比較的子育てに関しては寛大な職場なので助かりました。
実親も近くにいるので頼ることもできるのですが、母は現役でバリバリ働いており、父だけで子守をすることになります。やはり子供の相手は疲れるようで、「どうしてもと言うなら預かるけど…」という雰囲気を感じるため、積極的には頼み辛い状況です。 

最後に

市によって学童など子育て支援の内容は違います。私が暮らす市は恵まれている方なのかもしれません。民間学童の職員も市と戦っていますし、私達親子のことを気に掛けてくださってもいます。
しかし、仕事中安心して子供を預けられ、理想通りの仕事と育児ができているかと聞かれたら、答えはNoです。
運営が不安定なことを知っているのなら、「子供達に留守番の練習をさせたり、約束事を決めたりしておけばいい」「職場にも事前に話しておけば良かったのでは」などのご指摘もあると思います。
私が心配性であることや、子供の性格や日常を見ていると、まだまだ子供だけで家に残しておくことに不安が大きくあります。
来年度、また学童の運営に大きな変化があるようです。応募はしましたが、どうなるかはまだ分かりません。子供も少しずつ成長していますので、今後のことについても考えていかなければなと思っています。
子供達が楽しく過ごせ、私も安心して仕事ができる環境を整えたいと思っています。 

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