5文字で百人一首
実は身近だったことに気付いて飛び上がった
今日も遊びに来て下さって
どうもありがとうございます!
ともみです!
百人一首を知っていたらなんかかっこいいかも!
(ちはやふるまた読もうかなとか)
という軽い気持ちで図書館で借りたら
百人一首、めっちゃ自分に関係あった
というのも
私が受けようとしているお箏の試験
その試験曲にある八重衣という曲
なんと唄が思いっきり百人一首だった!!!
(知らんかったー!)
ということで
八重衣という曲と
唄として使われている五首をご紹介しまーす!
八重衣
(楽譜からまるっと引用したよ!)
作曲者
(三絃原作)石川 勾当(こうとう)
(箏 手附) 八重咲 検校(けんぎょう)
小倉百人一首の中の衣の和歌を五首
春夏秋冬の順に題材として作曲されたもので
前唄、手事、中唄、後唄という
典型的な手事もの形式で書かれている
箏が自由自在に調弦をかえて
転調を行うのに対し
三絃は終始一貫して本調子で奏するので
至難の技が要求されるが
同時にそこに妙味があり
多くの地唄三絃の中でも
特に傑作として
広く演奏される曲である
一言で言うと、まあ難しい
そんな曲です…
(全く説明になっていないw)
30分近くあるし、唄長いし
転調が多くてやばいし…
試験は全部演奏する訳ではないみたいだけど
でも、好きなの!
お三絃との掛け合いが素敵!
「この音とまれ」の
さとわちゃんが失格になったコンクールで
本当は演奏する予定だった曲がこれです
これを中学生で演奏するとか…本当にすごい
君に春の便
君がため 春の野に出でて 若葉つむ
我が衣手に 雪はふりつつ
あなたのために春の野原に出て
芽吹いたばかりの
食べられる草を摘んでいる私の袖に
雪が降り続けています
誰かのために
まだ雪が降っている寒い野原に
若葉を摘みにいった人の歌
当時、人に草花を贈るときには
歌を添える風習があった
これも、若葉に添えられた
作り話の歌なんだろう
でも、相手の健康を気づかう心は
たぶん本物だ
洗濯日和だ
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山
春が過ぎて夏が来たらしい
神様が白妙でできた着物を干したという
言い伝えがある天の香具山に
今日も白い着物が干されている
山のほうで服が干されているのを見て
夏が来たんだなって思ったという歌
白妙は、木の皮から作る白い布
のちの時代では、単に白いものをあらわす
古都の余韻
み吉野の 山の秋風 小夜更けて
ふるさと寒く 衣うつなり
吉野の山に秋風が吹く
夜が更けて、昔の都は寒くなり
砧で衣を打つ音が聞こえる
秋の夜、昔の都に冷たい風が吹いて
砧のかわいた音がきこえてくるという
さぶしいづくしの歌
かつて都や離宮があった場所を
「ふるさと」という
砧は、布をたたいて柔らかくしたり
艶を出したりすること
または、そのための道具
しけた仮屋
秋の田の 刈穂の庵の 苫をあらみ
我衣手は 露にぬれつつ
収穫の秋、田んぼの近くに建てた
稲刈りのための仮の小屋の屋根は
草を粗く編んだものなので
私の服の袖は落ちてくる露によって
濡れっぱなしだ
昔、秋にお米をとる前には
田んぼの中に建てた小屋に泊まって
夜どおし稲の番をすることになっていた
きっと寒いし、さびしいし
屋根のすきまから水滴が落ちて
服が濡れたりするかも
この歌は、そんなお米づくりの大変さを
天皇が想像して詠んだもの
虫と寝る秋
きりぎりす 啼くや霜夜の さむしろに
衣かたしき ひとりかもねん
こおろぎが鳴く霜が降りる夜に
粗末なむしろの上に
自分の着物だけを敷いて
私はひとり寝るのだろうか
「きりぎりす」は今で言う、こおろぎ
寒いと家の床下に入ってくる習性がある
「霜夜」は霜が降りる寒い夜のこと
「さむしろ」は、わらの敷物「さむしろ」と
「寒し」の掛詞
「衣かたしき」は
ふたりいればふたり分の着物を
重ねて敷くところ
ひとりしかいないからひとり分だけ敷くこと
とにかく寒そうな歌
5文字でわかりやすく
和歌をあらわしてくれているから
なんだかスッと入ってくる!気がする!
(あと、ねこちゃんがかわいい)
百人一首初心者の私には
とても読みやすかったです
(あと、ねこちゃんがかわいい)
次はもう少し詳しく書いてある本も読んでみようかな…
意味もわかったことだし
気持ちを込めて歌えるように練習しまーす!
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