
夢見る小学校|「本物の夢」を見れる心の育て方
自己紹介🌿
✯ライフコーチ|日本の田舎で国際結婚7年目
✯アメリカ人夫、娘(R1生まれ)、息子(R4生まれ)の4人家族👨👩👧👦
✯運命の出会いを果たし、日本の田舎にアメリカ人の彼を移住させた女
✯後に結婚願望がないことを知り、人生に迷走。
✯自己探求を続ける過程でウェルビーイングとコーチングに関心を持つ
✯その結果、結婚&家庭を持てたことで「自分のことを自分で幸せにするスキル」が人生には必要だと学ぶ
✯育休中キャリア迷走するもコーチングの力で復帰10ヶ月で円満退社、独立
日常のWell-being life はこちらInstagramから💁♀️
高知県に教育移住した地域おこし協力隊のゆうじさん主催で、「夢見る小学校」の自主上映会にスタッフとして参加してきました
高知県在住の様々な活動に取り組むメンバー23名が集い、最終的には200名以上の方が来場してくださり、大盛況❤️🔥
以下、映画の内容と私の感想です📝
「子どもファースト」を掲げる3つの小学校が舞台となり、それぞれの学校の取り組みや授業の様子が見られるドキュメンタリー。
こんなにものんびりと、生き生きと、自由なのは良いけれど、、、。
とはいえ、学力は大丈夫なのか?人としてのマナーは育つのか?そんな心配が一瞬よぎった私もいたのだけど、話が進むとそんな不安が少しずつ薄れていく。
例えば、「物作り(プロジェクト)」や「体験」「探求」が中心となっているカリキュラムの中で
校庭に置く大きな遊具を子どもたちが設計して、大人顔負けにのこぎりや電動ドライバーを使いながら作り上げたり
修学旅行は子どもたちがそれぞれの施設に電話で交渉したり経費を計算してプランニングを進めていく。その過程で「予定が変わっていけなくなったんです」とお詫びの電話をしていたり。
算数・国語・理科・社会という科目からではなく、暮らしからたくさんの学びと実践を繰り返す姿がとても頼もしく、生きていく力を育んでいく様子が日常となっていることに感動した。
ふと、オランダやフィンランド式の教育の特徴も体現しているなぁと思い出す
・子供の自主性を大切に
・異年齢の子どもたちが混合して学ぶ
・テストや通知表はない
・先生は「教える」ではなく「ファシリテート」
・創造する過程で協調性や発想力、我慢強さを体得する
彼らは自分達の「好き」「気になる」を深く探求し、「やりたい」を堂々と宣言し、「失敗しても大丈夫」という経験を積み重ねていく。
そんな教育を受けて中学生となった彼らは、冒頭の私の心配を大きく覆し、その辺の大人よりもしっかりと考えていることを「自分の意見」として話している。
「ただ辛抱強く、過程を見守るだけ。失敗しても、何も起こらない(だから大丈夫)ということを経験してもらっている」という先生の言葉。
自由すぎると放任しているように思う人もいるだろうけど、勘違いして欲しくないのは、その裏で教師たちは綿密に教育カリキュラムを計画しているということ。
同じ目的だとしてもアプローチの違いでこんなにも子供たちに変化が起きるのか、と自分が経験したもの(教育)を当たり前のように引き継ぐことの一種怖さにも思えた。
もうひとつ印象的だったのが、何人もの生徒が話していた「自分に自信がなかった」「自分のことが好きになれなかった」という気持ち。
こんなに伸び伸びとした環境でも現れるのだから、きっとどんな環境にいても成長過程で訪れる不可避できないものなんだと思う
そんな時に「大丈夫だよ、そのままのあなたで良いんだよ」と言ってくれる人がどれだけいただろう?
家庭でも学校でもどんな場所でも、一人でも多くのそんな人との出会いがその後の人生を大きく変える
「卒業後、もし何か悪いことをしてしまったり、辛いことがあったらいつでも戻ってきたら良いよ」
そんな風に自分を優しく全肯定してくれて、温かくふわふわに包んでくれる環境があるから「本物の夢」に出会えるんだろうなぁ
エンディングで流れたブルーハーツの「夢」に一気に心持っていかれた
そしてこの映画にふさわしく、
・子どもが騒いでも大丈夫!ご了承ください!と徹底されたアナウンス
・子どもたちが自由に歩き回れるフリースペースの1階とゆっくり見たい大人向けの2階シート席
・大人が落ち着いて観れるよう、見守り隊がいるキッズスペース
そんな優しさが隅々まで行き渡っているイベント設営に、イチ観覧者としてもお世話になり、とても心温まる経験となりました❤️🩹
地元にこんなにもカッコよくて優しい大人がたくさんいることって本当に誇らしい。