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わたしたちは今どこにいて、どこに向かっているのか

地図を眺める

手前味噌ではありますが、わたしはなかなか多趣味な自覚があり、スポーツや芸術系など、これまでもいろいろな習い事を広ーく浅ーくやってきましたが、

自分史上、たぶん一番息の長い趣味といえること=好きなことは、

「地図を眺めること」だと思います。(大真面目)


小さいころから、父の運転する車の助手席で地図を読みながらよく道案内していましたし、(当時はカーナビなんてなかった!(笑))

大人になってからよくやっているのは、テレビや映画や小説などで出てくる、自分が行ってみたいなと思う場所をGoogle Mapで検索しては、街並みをみて、そこに行った気分を味わう、というものです。

あと、実際過去にいったことある街を地図でみながら復習することも大好きですし、もし車などで行った場合は、そこにいくまでの道をもう一回辿ってみたりもします(笑)


だから(?)、天性のものなのか、後天的なのかはわかりませんが、かなり方向感覚は鋭いほうだと思います。


はじめていくような場所でも、地図さえあれば、道にはほとんど迷わない。

だいたいの時刻と太陽の位置で、なんとなく東西南北もわかる、といった具合です。


どこにいて、どこに行こうとしているのか

わたしは社会人3年目のときに、

いまの恩師に出会い、経営の道を目指すことになるのですが、

その恩師と最初に会話したことを今でも鮮明に覚えています。

「ともちゃんは、今どこにいて、どこに行こうとしているの?」


当時、わたしはそこそこ大手の会社で、働いていました。

現状大きな不満があるわけではないけれど、これからの自分に漠然とした不安を抱えていて、具体的にどうしたいなどはないけれど、「何か変えなきゃいけない!」と思っていました。

その想いをそっくりそのまま伝えたわたしに、恩師がかけたのが先ほどの言葉でした。

その返答に言葉が見つからず「???」となったわけなのです。


まず自分の現在地を知ること

物理的に自分の現在地を知り、行きたい場所を検索して、地図情報をもとにそこへの道のりを検索したり眺めるのが好きではあったけれども、

人生設計として、自分の現在地がどこなのか関心すら持っていなかったばかりでなく、行先すら曖昧という始末。

こんな自分の思考や視野の狭さに愕然としました。

なので、最初に恩師にアドバイスもらってはじめたことは

自分の現在地を知ること、

そのためにまず視野を広げること、でした。


世界は広い

おっきな世界地図を部屋いっぱいに広げるかのように、当時わたしは、視野を広げるために自分の頭の中に、世界地図を想像してみました。

そしてイメージした地図上に、自分が旅行などでこれまでに経験した物理的な移動を線で書き加えてみました。

そのとき、わたしは何を思ったのかというと。

わたしは本当に狭い世界しか見ていない!!!

わたしのみてきた世界ってせまっっ!!!

ということでした。

まさに文字通りのことなのですが、

世界は広く、どこまでも続いている。

それに対して、物理的にはもちろん、心理的にも概念的にも、わたしは本当に狭い視野でしか、世界を、物事を、未来をみていなかったことに気づかされたのです。


そもそも地図ってすごい

古くから地図は作られていましたが、地図をつくったひとは本当にすごいなぁといつも思います。

1816年、今から200年以上前に、今つくられる地図と遜色ない正確な地図をつくった伊能忠敬さん。

今みたいに交通網が整備されているわけでもなく、測量技術もまだ十分には確立されていなかったあの時代に、17年もの歳月をかけ、日本全国くまなく足を運んで、ひとつひとつ地形や海岸線を測量し、あの有名な、大日本沿海輿地全図を完成させた。

そのかけた情熱に、本当に頭が下がる思いです。




気づけばすでに1500字も書いてしまっていました。。

この伊能忠敬さんのエピソードや、わたしがどこに行こうとしているかのストーリーについては、まだまだ長くなりそうなので、次回以降の別記事にて語りたいと思います。

つづく…!

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