映画『ドリームプラン』
こんにちは!
株式会社tomorrowの佐藤友美です。
GWも過ぎて暖かくなり絶好のスポーツ日和が続いていますね。
各種スポーツもシーズンを迎え盛り上がっていますが、
テニスの全仏オープンが23日に開幕しましたね。
テニスと言えば、世界最強のテニスプレイヤー姉妹ビーナス&セリーナ・ウィリアムズと
その父親、リチャードにまつわる驚きの実話をもとにした映画『ドリーム・プラン』を先日観ました。
理想を現実にする『夢の計画』
この映画のあらすじは、お金もコネもテニスの経験もない父親のリチャードが、
2人の娘をテニスの世界チャンピオンにするという『夢の計画』を実現するまでの物語です。
ビーナスとセリーナが生まれる前に書き上げた計画書はなんと78ページもあります。
そこまでの情熱を注いで計画を作った背景には、
自分が経験した人種差別や貧乏生活を娘たちには送ってほしくないという強い気持ちがありました。
世界チャンピオンに至る道を、練習内容やコーチ、どの大会に出て、
いつプロデビューするのか、事細かに書かれている計画書。
理想を実現するために大事なのは実現可能と確信できるまで練りこんだ計画なのだとこの映画をみて感じました。
どんな状況であろうと信じて推し進める力
どんなに完璧な計画を立てても、行動が伴わなければ結果にはなりません。
この映画では、何が何でも計画通りに進めるというリチャードの執念が生々しく描かれています。
姉妹にハードな練習をさせているのを見た隣人から警察に「虐待している」と通報されても、
練習場で絡んできた不良グループにリンチされてもリチャードは決して諦めません。
無料でコーチをしてくれる人を必死に探して見つけたにもかかわらず、
自分のテニス理論に合わないと言ってクビにするなどとんでもなく非常識なこともやってしまいます。
すべては計画のために……
他人から狂っている、おかしい、など批判され続けても決して自分を曲げず、
信じて貫き通す姿には賛否両論あると思います。
しかし、非常識な結果を作り出すのは非常識な行動であり、自分を信じて計画を推し進めることだと
リチャードの生き様から学びました。
計画に勝る家族愛
どんなことがあろうとも計画を決して曲げなかったリチャードが計画を変更する時が来ます。
リチャードはビーナスが燃え尽き症候群になるのを恐れて、
ジュニアの大会に出場させることを拒み続けていました。
テニスで世界チャンピオンになった先のことも考え、
人間的な成長を重視した教育方針を打ち出していたためでした。
ビーナスは同年代の選手が公式戦で輝かしい成績を上げているのを見て、
日に日に試合がしたいという気持ちが強くなっていきました。
そして、ついに父親に自分の口から「試合がしたい!」と伝えました。
妻からの説得もあり、14歳でプロデビューさせることを決意します。
自分の計画にばかり目が言っていたリチャードに妻がビーナスの気持ちを考えたことはあるのか、
どんな思いで家族がリチャードの計画に付き添ってきたのかと言われるシーンは見ごたえがあります。
最後にはビーナス本人の想いを選んだリチャードの家族への愛。
計画の中には、血の通った人間がいる、何のための計画なのか、
一番大切なことに気づけたリチャードの変化に心打たれました。
理想を実現するのに大切なことは計画立てと継続力
この映画を通して、計画の重要性に改めて気づきました。
わたしも事業をしていく中で、計画立てをとても大切にしています。
事業だけではなく、人生においても大切なのは計画立てです。
元々起業しようと思ったわけではなく、先輩の経営者から理想の人生を描いてみようと言われたところから、ひとつひとつ計画を立て実行してきました。
理想を実現したいという強い思いがあるからこそ、
計画を遂行することがどんなに困難な状況でもやり通してきました。
リチャードの姿に自分を重ねてみることができ、
より一層自分の目標達成への意欲を燃やす時間になりました。
ちなみにここには書ききれませんでしたが、
映画ではビーナスにスポットが当たっていますが、
ビーナスの陰に隠れて努力し続けてきたセリーナへかけたリチャードの言葉に愛を感じてウルっときてしまいました。
人生において大切なことがたくさんつまった素敵な映画なので、
みなさんもぜひ観てみてくださいね。