LINE Messaging APIのナローキャストメッセージを触ってみた!
ナローキャストメッセージについて
年明けにナローキャストメッセージを送信するエンドポイントが追加されました。これを使うと複数のユーザーに、任意のタイミングでプッシュメッセージを送信できます。送信対象は、属性情報(性別や年齢、OSの種類、地域など)やリターゲティング(オーディエンス)を利用して指定できます。
LIENには2パターンの送信方法があります。
・応答メッセージ
ユーザーがメッセージなどを送信した際に応答するメッセージです。
・プッシュメッセージ
任意のタイミングでユーザーにメッセージを送る事ができます。
今回はプッシュメッセージの「ナローキャストメッセージ」について触ってみた結果を紹介します。
送信手順
ナローキャストメッセージは下記の手順で送信することができます。
1. 送信対象を準備する
準備する送信対象は3タイプあります。
■ユーザーIDアップロード用のオーディエンスを作成する
特定のユーザーIDを作成します。
※送信対象アカウントをIFA(Identifier For Advertisers)で指定するには手続きが必要です。
curl -v -X POST https://api.line.me/v2/bot/audienceGroup/upload \
-H 'Authorization: Bearer {channel access token}' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d '{
"description": "oyacollab",
"isIfaAudience": false,
"audiences":[
{
"id":"U2dfa36c66a2daxxxxxxxxxxxx"
},
{
"id":"xxxxxfgh098jhgxxxxxxxxxxxx"
}
],
"audiences[].id":"user id"
}'
■クリックリターゲティング用のオーディエンスを作成する
既に送っているメッセージに含まれているURLをクリックしたユーザーを作成する。
curl -v -X POST https://api.line.me/v2/bot/audienceGroup/click \
-H 'Authorization: Bearer {channel access token}' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d '{
"description": "oyacollab1",
"requestId": "12222",
"clickUrl": "https://www.oyacollab.com/"
}'
■インプレッションリターゲティング用のオーディエンスを作成する
既に送っているメッセージを開いたユーザーを作成する。
curl -v -X POST https://api.line.me/v2/bot/audienceGroup/imp \
-H 'Authorization: Bearer {channel access token}' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d '{
"description": "oyacollab2",
"requestId": "12222"
}'
requestIdは配信から60日以内のブロードキャストメッセージまたはナローキャストメッセージのリクエストID。リクエストIDは、Messaging APIのリクエストごとに発行されるIDです。レスポンスヘッダーに含まれます。
2. ナローキャストメッセージの送信を開始する
オーディエンスを作成すると「audienceGroupId」がレスポンスから返ってくるのでそれで絞り込みを行う。
curl -v -X POST https://api.line.me/v2/bot/message/narrowcast \
-H 'Authorization: {channel access token}' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d '{
"messages": [
{
"type": "text",
"text": "hello!"
}
],
"recipient": {
"type": "operator",
"and": [
{
"type": "audience",
"audienceGroupId": 53xx90xx69120
}
]
},
"limit": {
"max": 100
}
}'
さいごに
ナローキャストメッセージは、とあるイベント告知をLINEから送信し、そのイベントに興味を持ってくれた人、そうではない人の区別をして、それぞれに違う内容のメッセージを送れる、そして属性情報を使用してアプローチしたい人に絞り込んでメッセージを送れる、ということができます!また、下記のように使用制限があります。なので、今回は「ユーザーIDアップロード用のオーディエンス」のみ作成して、送信することができました。今後、50人以上のbotを用意して他も試してみたいと思います!
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