見出し画像

新卒を捨て、待っていたもの(喜び<苦難)

こんにちは。
今日は「自分で選んでよかったこと」というお題で書いてみようと思います。

自分で選んでよかったこと、
それは新卒を捨てて自分の興味があることに挑戦したことです。

私は地方の大学出身で、就活をしていた2016年頃はストレートに就職することが当たり前。就職以外のキャリアを歩んでいた人は、自分の他にはいなかったと思います。(修士課程に進学する人は除く)

大学卒業まではストレートで進学しており、
在学中も勉学と部活動のほかには目立った活動はしていなかったため、
当時の自分の進路はかなり異質で、周りに反対されることや驚かれることが多かったです。


自分で選ぶまでの過程

私は教育系の大学出身で、大学在学中は教員になることを夢見て教職課程を履修していました。

しかし、学ぶ中で芽生えた感情「こんな自分に教員が務まるのか?」という不安が最後まで拭いきれず、教員になることを先送りしました。
教員になる前に社会経験を積むことを決心します。

そこで民間就職をすべく、3年次から就活をしていました。
長期休みには学生インターンに参加、合同説明会に何度も足を運びそれなりに就職活動をしていたと思います。

大学4年時の春には内定を獲得し、卒業後は営業職に従事する予定でした。

しかし、就活中に新たな感情が芽生えます。
「民間就職をすることは、教員になるための経験に本当につながるのか。」

就活中に社会人の方とお話しする中で、今まで見えてこなかった民間企業の実態が明らかになってきました。営業職となると、営業数字やノルマ達成という言葉が飛びかうことも多く、本当にこれがやりたいことなのかと新たなな悩みを抱えてしまいました。また、ただただ教員になるために後回りをするだけじゃないのかと感じます。

結論、得ていた内定は全てお断りし、
新卒で海外ボランティアに参加することに決意します。
海外の学校で勉強を教えるボランティアでした。

選んでよかったと思えた瞬間

大学を卒業後、すぐに海外へと飛び立ちました。
卒業後数ヶ月が経ち、周りの同級生たちは「仕事が辛い」や「思い描いていた社会人生活じゃなかった」また就職してすぐに仕事を辞めてしまう人もいました。

そんな中、自分は海外で基本的には自由にボランティア活動をしていました。自由な時間はあるし、裁量権を持って自分のやりたいようにできたボランティア活動に関して何の不満もありませんでした。日本にる同級生から大変な話ばかりを聞いていたこともあって、自分はこちらに来てよかったと心から思いました。

また、ボランティア先で人間関係に恵まれたことも選んでよかったと思えた1つの要因になります。ボランティア精神あふれる仲間や、現地で一生懸命学ぶ子どもたち、器の広い教員方と時間を共にできたおかげで、本当にかけがえのない時間を過ごすことができました。

自分で選んだからこその苦難

大学卒業時に自分で選んだ進路について、心からこの選択をして良かったと思っています。しかし、良かっただけではなく、辛かったことについても書かなければいけないと思いました。自分で選んだ道だからこそ経験した苦難もありました。

新卒を捨てた

まず、日本に帰国後の進路です。
新卒を捨てたため、第二新卒での雇用かキャリア採用の2択になりました。
第二新卒の求人は当時あまり多くなく、キャリア採用にて選考を進める企業の方が多かったです。

日本では新卒一括採用が主流です。(今こそ変化している企業もありますが)
新卒を捨てたことにより、志望する企業の選択肢が必然的に少なくなってしまいました。

生き方が変わった

海外生活で、物事の考え方や生き方がすっかり変化しました。
教員になりたくて、決めた大学卒業後のキャリアも、
帰国時には、教員になる気持ちがなくなっていました。
(日本で教員をやるのは違うなと感じる)

そのため今まで積み上げてきたことをゼロにして、
新しい挑戦をすることになりました。これが楽なことではなかった。
自分で決めたことのため後戻りはできず、これがまた自分を苦しめました。

日本での社会人生活がつまらない

日本の民間企業に就職をし、毎日がつまらなく感じました。
海外での生活と日本での生活は全く異なります。
特に、日本で社会人を続けていくには息苦しくて窮屈に感じて仕方がなかったです。

自分で選んだからこその苦難、つまり何が言いたいかというと、
普通のレールに戻るのが大変でした。

外れたレールは外れたまま走り続ける方が良かったかもしれません。
自分で選んだことに後悔は全くないし、むしろその選択をして良かったと思っています。

ただ選んだレールを走り続けることができれば何も問題はなかったのだけど、自分の場合は、人とは違うレールを経てまた普通のレールに戻るということを選択してしまったので、レール間のギャップにかなり苦しめられることとなりました。

自分で選んで良かったことを良かったと思い続けるのにはまだまだ工夫がいりそうです。

#自分で選んでよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?