ダサい私よ、こんにちは②

そもそも何だよ「ダサい」って。


いやいや、あれだよ、あれじゃない?
あの状態のことだよ!!
ほらほらあの時。


あぁ、あの時ね、あぁ、
思い出したくないけど
ゆっくり感じてみよっか!
そうするのが自然な気がする。


そう、あれは中2くらい。
くらい、って覚えてないんかーい。
そう、たぶん期待はされていた。
だから試合にも出してもらっていた。

目に焼きついているあの光景
あの時私はどこから「私」をみていたの?


バスケの試合で、まだ背の低かった私は
ポジション「ガード」
そうボール運び。

ここからは朧げ、
確かボールをキャッチしようとしたら
失敗して転げてコートから
そのボールが出そうになって
がむしゃらに走って転げて
でも確かボールは取れなかった。


なんで、下手くそなんだ
なんで、できないんだ
なんで、こんな時に失敗する
なんで、なんで、なんで、
あんな転げかたして取れなかったなんて
恥ずかしすぎる。


その後、他の子から
よくがんばってたね!って言われたけど
その言葉は受け取れなかった。


私がミスしたから
私が出来てきたら
頑張ったけど出来なかった。

たった一つの失敗を
とっても大きいことにして
次に生かす、とうより


「もう2度とあんな姿は晒したくない」

って思ったんだ。


だから、それからの試合は

「どうか名前が呼ばれませんように」

と願って

県大会、最後の試合に
3年生が18人くらいいた中
私だけなぜか出させてもらえなかった。

※これは妄想が入っているかもしれない


「どうか名前が呼ばれませんように」は

最後まで叶ったのに、とってもとっても
悔しくて悲しかったのを覚えている。


きっと本当の願いじゃなかったから。


ほんとは、ボールを取られても
どんなダサい姿になったとしても
自分のベストを尽くしたかったし
ディフェンスがいたとしても
果敢にシュートまでいく、という
挑戦もしたかったんだと思う。


でも、私になんか、そんな力ない

そんなこと、出来るわけがない

失敗ばかりして呆れられるのが怖い

レギュラーになっても外されたら。


今になって気づく気持ち。

でもずっと取り残されたままじゃくて

良かった。



このあいだ中2の息子の
バスケの試合を観に行った。

息子は違った。


正直びっくりした。


カッコ良かった。
チャレンジする姿
いつもひたむきに練習している姿。
そりゃ失敗もする、
自分を諦めていない。


君もこうしてみたかったんじゃない?

ダメだって決めつけないで

一生懸命やってみたかったんだよね?


姿がそんなメッセージに聞こえた。

舐めてたなあ、自分を。


そしたらレッツ!チャレンジ!

しかないよね!!

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