始まります。
ミンカを始めた時の店主のように、私も暮らしの中で考えたこと、気づいたことを残していきたいと思い、文章を書こうと決めました。
本日から始まります。
よろしくお願いします。
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始まりの今日は読んだ絵本について。
私は斎藤隆介さんと滝平二郎さんの絵本が大好きです。
特に豆太とジサマ、そして大きな大きなトチノキが登場するモチモチの木。
どのページを開いても滝平二郎さんの迫力のあるあたたかい木版画と、斎藤隆介さんの語り口調そのままの素朴な文章が大好きです。
いっつもジサマと一緒の豆太が、ジサマを助けるため夜の霜が降った道を裸足でひとりで泣きながら走るあの絵。文章。
怖さをふりきって、ただ一生懸命に走って、でも怖い想像をして泣いちゃって、それでも走り続ける豆太。
大切な人を助けるため、自分の中にある大きな恐怖に負けず、泣きながら走った小さい男の子。
私は誰かのために、あんなに一生懸命になれるだろうか。
と、この絵本を読んでいつも考える。
私は、豆太のようになりたい。
大切な人のため、一生懸命走る。
そういう人でありたい。
そんな小さな勇気と覚悟をこの絵本は教えてくれました。
だから、大人になった今でもずっと大好きで何度も読み返すのだと思います。
仕事でも一緒だよ、と気づいたそんな夜でした。
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