公務員(教員)を退職⇒働き方改革は自分でやる!
30歳で教員(保健室の先生)を退職した私。
倍率13倍の試験に合格し、必死で掴み取った切符。保健室の先生は一人職だから、大変なこともあったけど、やりがいもあり天職だと感じていました。
昨日の投稿でもお伝えしましたが、カウンセリングが強みだと気づき、心理カウンセラーを志したというのが退職理由の1つ。
実はもう1つ理由がありました。
それは、働き方改革のため。
保健室の先生と聞くと、暇そうなイメージをもつ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現実はかなりハードです。
ケガや体調不良の子どもの対応、保護者への連絡、全校児童の健康診断結果の入力、水質検査、石けん点検などを一人でこなしていきます。
体調不良の先生や食物アレルギーが出た子どもがいた時は、救急車を呼び一緒に病院に行くことも。
その他、特別支援教育コーディネーターも兼務し、通常クラスにいるけれど個別支援が必要な児童の振り分け、そのための会議なども行っていました。
最初の転機が訪れたのは、育休明けに仕事復帰した時。
娘の保育園送迎は主人と分担していたものの、時間に追われる日々が始まり、今までの仕事のやり方では仕事が回らなくなりました。
最も多忙な春先は、主人に送迎をお願いできる日は朝6時に出勤し、21時に退勤することもありました。
それでも何とかそのままの生活を続けていましたが、このままでいいのかと自問自答することが増えていきました。
次に転機が訪れたのは、新型コロナウイルス感染症の影響で、学校が臨時休業になった時。
もちろん勤務はしていましたが、今までよりも時間ができました。
時間ができた私は、これから自分がどう生きていきたいかを考えました。
今まで時間に追われていた私は、自分の好きなこと、挑戦したいこと、自分はどうありたいかなどを考えることができなかったのです。
「子どもや家族との時間を確保しながら、心理カウンセラーとして親御さんや教員の役に立ちたい」という本当の自分の気持ちに気づきました。
それからどんどん準備をすすめ、あっという間に退職。
「公務員やめるなんてもったいない」「続けていれば良いことあるよ」などと周りから言われても、私の意思は固く、気持ちは全く揺らぎませんでした。
退職して心理カウンセラーになり、子どもや親御さん、先生方の相談にのり一緒に解決していき、笑顔が見られることにとてもやりがいを感じます。
娘や家族との時間も増え、月収もアップし、あの時自分で働き方改革をして本当に良かったと思います。
働きやすい制度が整いつつありますが、待っているよりも自分で動いた方が早いです。
「働き方改革は自分自身で!」