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人生で訪れた場所で1番印象に残った場所

タイトルの場所は未だに待ち受けにしている。

福島県双葉郡富岡町

震災後の富岡駅


震災前の富岡駅

訪れたのは2013年。まだ放射線量も高くて、街に普通の人はいなかった。
何故、訪れたか?それは当時、色々なライブ、フェスに行っていて震災の話、原発の話を聞いていた。アーティストが寄付、支援もしていたし自分も少ないが寄付していたこともあり、実際の現状に興味はあった。

男4人で車で深夜に出た。東北道はいつもただでさえ暗いのに、福島に近づくにつれて車両は減るし暗くなる。明るくなってから現状を見たかったのもあり広野前のどこかの道の駅で数時間寝た。
明るくなって富岡駅に向かう。広野で降りてみるとそこから景色は変わる。

両サイドにおびただしい数の黒い袋(放射線廃棄物)。そこら辺にいる野生化した犬、猫、イノシシ
原発作業員の為に開けている1件のコンビニと、働いている金髪の若い兄ちゃん。

衝撃を受けながら富岡駅に到着。富岡駅周辺も震災直後そのままで、津波で打ち上げられた車、破壊された家に残るアルバム。
同じ日本とは思えなかった。震災から2年も経っているのに全てそのまま。
復興したくてもできない。放射能の恐怖を改めて感じた。

1時間くらいあれこれ見て、装備が無く行ける限界、夜ノ森の前まで行く。

夜ノ森手前

ここらへんも1時間くらい見て帰路に。帰路の車の中はほんとんど会話無かったし、帰って池袋で飲んだけど皆んな色々感じたのか、全然盛り上がらなかった気がする。

自分は富岡町で人生1番の衝撃を受けた。
ただの地震の被害だけじゃない、異様な雰囲気。
原発事故、放射能の脅威をまざまざと見せつけられた。

原発推進、反対どちらにしても同じ規模の事故が起きれば、期間は様々あるがその土地には住めなくなる。
それだけは変わらない事実だ。

2011年から13年経ち色々な事が忘れられている。他の場所で地震が起きてもまた忘れる。

人間は忘れるという素晴らしい能力を持っている。悪いことは忘れるに限る。
ただ地震、震災、原発はどうか?

原発に関しては賛成とか反対とか安易に言うつもりはない。
ただ富岡町に行ってから凄い調べたし、色々考えた。その中で日本がどうしたら良いかは自分なりには結論はある。

社会全体で推進するのか、脱原発するのかは考えておくべきだ。
改めて皆さんが考える機会になれば。

フルスイング!!

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