見出し画像

ガガガSP

1番好きなバンドはと聞かれれば即答で「ガガガSP」と答える。
中学の時に「卒業アルバム」を聴いて衝撃を受けて以来、今日まで聴き続けている。同時代にGOING STEADYもいて青春パンクと言われるジャンルを沢山聴いた。

ライブも兄ちゃんと行ったし、死んだ友達とも行ったし、比呂ちゃんとも行った。
渋谷のチェルシーホテル、スターラウンジでモッシュして汗でびしょびしょになって。めちゃくちゃ楽しかったな。コザック前田さんが縦横無尽にライブハウスを動き回り歌う。バーカウンターの上で歌ったり、客席の真ん中で歌ったり。最高に楽しかった光景が思い出される。

結婚式はしてないけど、結婚パーティーした時に最初にかけた曲は「弱男」だった。「弱男」はガガガSPで1番好きな曲。この曲には何度も力をもらったな。

そんな大好きなバンド「ガガガSP」のベース、桑原康伸さんが2月5日に亡くなった。

桑原さんが作った曲で1番有名なのは「はじめて君としゃべった」だろう。他のアーティストにも楽曲提供していたし、マルチな才能があった。

10年前とかに酒で急性膵炎になったこともあったし、体調が良い方ではなかったと思う。それでも突然かつ若過ぎる死。

ボーカルのコザック前田さんが精神的な病を患っていた過去もあり、メンバーの死に触れることが凄く心配だった。でもコザック前田さん含めて、メンバーは前を向いていて2月22日、23日とサポートメンバーを入れてライブを再開している。

もう桑原さんに会うことはできないけど、楽曲は生き続ける。今後も沢山「ガガガSP」を聴こう。最近行けてなかったけどライブも行こう。
桑原さんのご冥福をお祈りします。

今回の死に触れて「ガガガSP」の「晩秋」を思い出した。

人生とは多分そんなもんさ
死ぬまで生きてやろうじゃないか

ガガガSP 晩秋 作詞作曲コザック前田

人生とか生きる意味とか考えても正解なんて探すことはできない。
生きることに意味はない。

人の死に触れるとあれこれ考えてしまう。
でも死も生きること同様に意味はない。

ただ意味なく生きて、意味なく死ぬ。

でも人間は意味を自分で付け加えることができる。
その意味は宗教などでは意味を神が提示してくるが、無宗教であれば意味は自由に決めることができる。

死ぬまで生きてやろうじゃないかはその通りだ。
そこに意味を付け加えて、死ぬまで生きてやろうじゃないか。

明日も一生懸命生きる。

フルスイング!!



いいなと思ったら応援しよう!