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「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日
今日はオススメ本の紹介。
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「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日、熱い情熱と夢を持って、ディズニーランドを日本に作るために全てを注いだ人達の話だ。小谷 正一氏、堀 貞一郎氏という2人のプロデューサーを中心に、日本のエンターテインメントビジネスの草創期から、東京ディズニーランドができるまでを、追うノンフィクション。
本当のおもてなしを学ぶエピソードで溢れている
小谷 正一氏
・フランスからパントマイム第一人者マルセル・マルソー招き、公演を行った。その際に一緒に来たマルソー婦人の買い物に部下を同行させ、小谷氏は「女性が買い物をするとき、ふたつのうちどちらにしようか迷うときが必ずある。迷って捨てた方を全部記録してこい」と命令した。その迷って買わなかった物を全部記録させて帰国時にプレゼントした。女性が最後まで迷ったというのは、その商品を気に入った証拠である。中には、あちらを買えばよかった、と後悔したものもあったろう。小谷はそれを全部買って贈ったのだ。
→2人は大喜びして、招待されれば必ず日本に来ると言い残した。
堀 貞一郎氏
・ディズニー誘致のプレゼンの際の昼食で、移動バスでの食事にも関わらず、ディズニー幹部がその場で希望した飲み物をすべて提供した。ディズニー幹部は冷蔵庫をマジックボックスと呼んでとても感動した。
これは事前にディズニー幹部が昼食、パーティーの席で何を飲むかを調査していて、各人のレパートリーが3通りくらいしかないことを知ってい為。
※ちなみに堀氏はホーンデットマンションの主人の声を務めている
ウォルト・ディズニー
・ピノキオ製作時にピノキオの鼻を丸くさせた。それはグッズ化した時に鼻が尖っていたら、子供達が危ないからという理由で。
高橋 政知
・ディズニーランド建設の埋め立てに際して、漁業権の補償の問題があった。漁師達も最初からは反対していたが高橋氏は毎日たった1人で漁師達と酒を飲み、合計1,800人と進親交を深め交渉をまとめた。領収書が切れないお金が沢山あったが、自宅を売って工面した。
他にも数々の気遣い・おもてなしのエピソードがあるので読んでほしい。
学び
エンタメ=人の心をつかむこと
数々のエピソードからそう思った。
どんな仕事でも人の心をつかむことは必須のスキルだ。
そして人の心をつかむのには相手のことを考えた時間、密度その総量だと思う。
ビジネスは基本、損か得かを判断する。
最初はディズニー幹部も日本にディズニーランドを作って意味があるのかと思ったはずだ。それでも多くの人がディズニーランドを日本に誘致したいという情熱が、本当に日本にディズニーランドを誕生させたのだ。
自分は宇ち多゛もエンタメだと思っている。
他の店にはないお客さんを楽しませる仕掛けが沢山ある。
そんなエンタメ=人の心をつかむ、自分も実践していきたい。
自分はまだまだですが情熱をもっていればいつかやれるはずだ。
フルスイング!!