吉沢亮さんビールCM解除に思うこと
吉沢亮さんが酒に酔って、自宅マンションの隣の部屋に無断侵入したとして、警視庁が住居侵入の疑いで事情聴取を受けたとのこと。これを受けてアサヒビールはCMの契約を中途解約した。
テレビをあまり観ないので、失礼ながら吉沢亮さんを知らない。勿論、CMも観たことない。観たことあるビールのCMは箱根駅伝の中継で観たサッポロビールのCMくらいだ。他の会社のCMを調べると新垣結衣さんや石原さとみさんが出ているようだ。正直、この有名な方々のキャスティングがビールを飲む層に合っているのか?
これはお酒のCMは規制が多いことから起因しているようだ。
これは20 歳未満の者の飲酒や飲酒運転など法律を逸脱する行為のほか、不適切な飲酒を防止し、適正な飲酒環境を醸成するなどの社会的責任を果たさなければならないということから作られている。
このような規制から攻めた宣伝はできないのだろう。
だからどの層にも刺さるような有名芸能人がキャスティングされるのだろう。
逆に攻めた宣伝を思い出した。スコットランドのクラフトビールメーカ「BrewDog」だ。戦車を使った過激な宣伝、アルコール度数55%のビールやバイアグラ入のビール、コカインのドラッグカクテルの名を冠したビールを開発したかと思えば、英国議会議事堂に「BrewDog」創業者の裸の影を映し出す。
詳しく知りたい方は下記の本を読んでください。
こんな宣伝手法は日本ではできないだろう。埼玉西武ライオンズで働いている時に野球場における世界初の「BREWDOG」のオフィシャルバーを作るのに少しながら携わった。
この時に部署で気にしていたことは「BREWDOG」が過激な宣伝をしているので、社内の決裁が取れるかだった。結果的には決裁が取れて自分が辞めた後に球場にオープンした。
このことからわかるように日本の企業は攻めた宣伝には消極的だ。日本の「BREWDOG」はアサヒビールが共同で設立しているので、本国と同じような宣伝はしないだろう。そんなことを考えていたらビールCMに関して詳しく解説した速水健朗さんの話を思い出した。改めて聞くと吉沢さんのニュースも違って見えてくるだろう。
フルスイング!!