~としての自分
おはようございます。ともたけです。
ずっと「自分は自分でしかないでしょ」と思っていたのですが、「自分」という存在には様々な側面があることを、ある方の指摘で気が付きました。
よく自己紹介で「会社員です」という方がいますが、それは自分の側面の一つであり全部ではありません。しかし、人はそれがすべての中心と思って他のことを忘れてしまいがちになると思います。
実際あなたが会社では多くの部下を抱えた立場だとしても、家庭を持っていれば「夫」「妻」「親」といった役割があるし、友人からはいじられキャラかもしれません。
このように側面を変えればあなたは別の姿になります。
どんな自分がいるのか
普段、生活していると自分が何者かということはあまり考えません。分かっていなくても問題がないからです。
しかし、一生懸命に取り組んでいることが終わったりすると、「自分って何だろう」と思ってしまいます。僕自身、20代の頃ガムシャラに働いていて、プロジェクトが終わると急に役割をなくしたような、空っぽになったような、そんな感覚がありました。
それは自分を「仕事をしている自分」しかいないと思っていたからです。仕事を離れても家族はあるし、友人もいます。それらの中の自分を忘れていたのです。
このように人はある側面だけで自分を判断してしまうことがあると思います。それは役割があるかだと思うのです。
役割とコミュニティ
人には役割があります。それはコミュニティと関係します。
先ほどあげたように家族なら「夫」「妻」「親」など、会社なら「上司」「部下」などになるということです。
これらの役割はコミュニティがある限り継続されます。逆に言えば、コミュニティが消滅すると役割も失います。
役割を失うと、人はやる気がなくなります。定年を迎えたサラリーマンは急激に老け込むことがあるそうですが、それは会社というコミュニティを失い、役割も失っているからです。そこに「家族」というコミュニティがあっても、「仕事で稼ぐ」が役割だとそこでも役割を失うのです。
これがもし、仕事や家族以外にコミュニティを持っていたらどうでしょうか。おそらく役割を失うことなく、急激に老けるデメリットもなかったのかも知れません。それだけ、人にとってコミュニティは大事なものなのです。
コミュニティを広げよう
僕も元々コミュニティは狭い物でした。会社と家族と友人くらいで、会社は積極的に付き合わず、家族は離れていました。そのため、入る情報は少なく、会話能力も衰えていたと思います。
しかし、あるキッカケからコミュニティが広がり、多くの人と関わることができるようになりました。SNSでの繋がりもそれに含まれます。
コミュニティが広くなると自然と役割は増えるし、人からの扱われ方も変わってきます。会社だとはれ物扱いなのが、別のコミュニティだと気さくに関われるといった変化があると楽しくなるものです。
このように様々なコミュニティを持つことが自分の役割を増やしていくのです。
まとめ
人にはそれぞれ役割があります。役割はコミュニティによって異なります。それぞれの側面を把握することで、人は気力がコントロールできると思っています。
コミュニティが増えることで、例え会社を辞めたとしても、気持ちが大きく左右されることはないでしょう。それぞれにそれぞれの自分を持っているのだから。
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