墓じまい

年末年始、2025年がはじまる9連休が終わった
2024年、特に後半は公私(特に仕事)が恐ろしく忙しく、11月~12月は土日もないような感じだったので、とにかく体を休めたかった。ゆっくり大好きな古い部屋に居たかった。

毎年、もう15年位?年末年始は基本一人で過ごしているけれど、ここ数年は友人が家に呼んでくれたり、友人と旅行に行ったりしていた。が、今年はそんな予定もなく、心からぼおっとしたかった。そして研究に向き合いたかった。

が、9連休なんてぼっとしていたらあっという間。正直あと2週間位体を休めたい。to doに追われずにゆっくり本を読んだり日差しを浴びたい。

でもそんな緩やかな、世間からみると正月らしくない年末年始でも、とても幸せなものだった。
どんどん大人になっていく姪っ子たちと一緒に中華街で忘年会ランチ。急遽同じメンバーで新年会ごはん。どちらおもお酒なしのライトなもの。
新年早々、墓参りに行ったら疲れて風邪っぽくなってしまい、楽しみにしていた仲間たちとの新年会はなくなくキャンセルしてしまったけれど、
無事復活、団地仲間の若い夫婦と私の部屋でゆるゆるとお茶をした。

今年は、長年の課題であった墓じまいを実行する。遠く離れた墓守りが年々厳しくなり、限界が来ている。次にお願いする人もいなく自分も由縁のないその地の墓には入りたくない。
昨年父の7回忌も終え、菩提寺にも相談し、同じ寺に新しくできた共同墓地にうつすことに。

しかし、その費用が高額である。先祖が建てた三方が石で囲われた立派な墓を更地にするだけでも100万近くかかりそうだ。お骨の数も多く一体に付き●万という計算だそうで、、昔から不要にお金がかかる菩提寺で、たぶん標準より高額である。

そんな時に、いつ、どのようにするか、この金額をどう対応するか、相談できて、価値観がある程度似ていて意見が割れることがない身内がいて、本当にありがたい。
一人、抱えなくて済むこと。
こんなことだけでとてもありがたいのだ。

親の介護や家や墓問題を一人で抱えている人、たくさんいると思う。私もかつては孤独でとても苦しいこともあった。このような家族の問題は友人に相談してもそれぞれの状況や環境が異なるので、限界があるし家族間であっても経験や価値観が異なることが多く、とてもナイーブな問題だ。人生の大修行の過程。

墓じまいをすることは、気持ち的には先祖に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。苦しくなる。
先祖に感謝しながら、できれば理解いただき、
自分の役目である墓じまいを実行していきたい。

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