記憶の書き換え
私は背が高いので写真はいつも端っこ。
この記憶を決定付けた出来事は高校生の時の卒業旅行でカメラマンが撮ってくれたのを張り出されて買う時代で、みんなで選びに行った時のことでした。
グループで行動しているので、その子の横にいるはずの私がいない。
一枚なら、偶然かと、、、
何枚も写っていなかった。
でも、平気な振りをしていましたが結構傷ついた。
その出来事が写真はいつも端っこ。
あれから、何十年も経って、仕事先のお客様との会話で、その方が「私は同級生の中で記憶に残っていない。と思っていたら、偶然病院の待合室でもう何年会ってないのに気がつかれて、フルネームで覚えられていた。」との話。
その話の後、気になって高校生の時のアルバムを見ると体育祭で私を中心に撮っている写真が何枚もあった。
長い時間かかって、やっと解けた感じがしました。
私もちゃんとそこにいる。
記憶の書き換えができました。
そして、今朝のお客様とセルフイメージの話になり、このエピソードを話しました。
そうすると今までそんなお話した事がなかったのに胸につかえていたものが出てきたのか涙を流されてその方のエピソードを話してくださいました。
ご本人の事でなく、子どもさんのことできっと私のように書き換えることで良き思い出になることを希望に話されたようでした。
何かをきっかけにそんなことがあるので、必死に握りしめなくてもいいことがいっぱいあるかもしれないと思った日でした。