がん宣告は突然に。体脂肪15%のたくましいおかんに起こった悲劇とは。
たくましい女は韻を踏む。
hokanのおかんです。
ミッションは「保険業界をアップデート」!
InsurTechのことを少しでも広めたい。そんな第2弾記事です。
日本の保険世帯加入率は約90%でスマホ普及率より高く、収入保険料は世界2位の保険大国。にもかかわらず「保険契約」という単語に対する印象はあまり良くないですよね。
保険金を受け取る時は、事故災害傷害死亡などホラーストーリーである場合がほとんどなので、保険に入ってて良かったという成功体験が語られることがあまりありません。
私と保険にまつわる話をしたいと思います。
それは十数年前くらいのある休日の昼間のことでした。姉から電話がかかってきました。
私「もしもし?」
姉「あ、おかんがん。」
いやいや、ちょっとまって。
それだけ一応伝えておこうと思って、だけで電話を終わらそうとした姉はたくましい。
私だけ地元を離れて暮らしていました。手術日にあわせて帰省すると母に連絡をしました。
母「なんで?」
ちょっと意味がわからない。
私「お見舞い、、、?」
母「ええわ。ともこが帰ってきても治るわけじゃないし。」
姉「なったもんはしゃーなくない?」
乳癌は遺伝性が高いらしいことも不安だけど、その前にこの人たちと同じ血が流れていることにもそれなりに不安を覚えました。
いや、私のたくましさのルーツか。。
父は早期退職していました。遠方で暮らす娘としては、容態ももちろんですが「治療費」が心配になるわけです。がんって手術代いくらだろう。その後の通院治療や薬代は大丈夫かな。いくらか出したほうがいいんじゃないか。。(「達成感」に100万円を差し出したあとなんだけど。※詳しくは前回の記事へ)
私「治療費、、大丈夫なん?」
母「アフラックはいってたわ」
ありがとう保険。ありがとうおかあさん。
母はリンパ転移もあり全摘しました。
趣味のティップネスを楽しむために再建手術を受けました。
母「ティップネスでお風呂はいるときに胸陥没してんの気になるし嫌やん。」
そこな。
母は弟が幼稚園に入園した時に入会し、以来約30年間ティップネス中毒です。休館日以外ほぼ毎日通っています。友達に会いに。ストレスを発散しに。ときに二日酔いを解消しに。そして見事にムキムキです。
母「再建って背中の筋肉を胸に持ってくるねんて。よかったわ筋肉いっぱいあって。」
それな。
母は今もたくましく生きています。
保険金が受け取れたからって、起こったことは元に戻せない。それでも保険は誰かを助ける。
病院にお見舞いにいく機会はなかったので、母が少しでも入院生活に気を病まなければいいと思い、DVDプレーヤーをプレゼントしました。当時は気軽にネットで動画みれる時代じゃなかったから。
そしてツタヤディスカスで当時人気だった「24(twenty-four)」をレンタルして毎週病室に届くように手配しました。
母はドキュメンタリーとかスパイものが好きなはずだったから。
ジャックバウワー、おかあさんのことお願いします!!
母「DVDもうええわ。24(twenty-four)かステージ4かしらんけどややこしいねん」
おしまい。
前回の私と保険の話はこちら
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ぜひカジュアルにお茶でもしましょう。