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『がんが自然に治る生き方』

早期乳がんをオープンにしてたくさんの情報を得た中で、影響を受けた本です。

がんが自然に治る生き方―余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと

日本の初版発行が2014年、私が手にしたのは2020年発行の第16刷。世界18カ国で翻訳出版されているそうで、ご存知の方も多いかもしれませんね。

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著者のケリー・ターナーさんは、サンフランシスコのがん専門病院でカウンセラーをしていたそうです。昼休みにアンドルー・ワイル博士の『癒す心、治る力』を読み、「医学的には手遅れだったはずのがん患者が、見事に回復を果たす事例」を知って驚きます。(昼休みに本を読んでビックリ、と言うのがなんか可愛い)

さらに多くの症例が世間にあることを把握しますが、勤め先の「専門の」機関では話題にすら上がらない。医師は興味を示すけど「患者には言うな」と言う。これは一体どういうこと? と、調査を始めます。

ケリーさんは病院で余命宣告を受けながら「劇的な寛解」に至った人たちに直接会いに行き、綿密なインタビューを重ねます。そして、寛解した人たちが治癒を目指して行った9項目を導き出しました。

それがこちら↓

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インタビューした「劇的な寛解」に至った人たちというのは、上記9項目のうち、8つか9つ全てを実践していたそうです。

ちなみに「寛解」とは、病気の症状が軽くなること。緩解とも書きます。治癒は完全に治った状態を指すので、がんなど再発の可能性が否定できない病に使われる言葉のようです。これも病を経て知ったことの一つ。

さて、私の場合

1抜本的に食事を変える→割とすぐ、始めました。

2治療法は自分で決める→決めている、と思います。これは経験者の方からのアドバイスにもあったのですが、本当に大事だと思います。

3直感に従う→食事を変えて、より直感的になった気がします。

4ハーブとサプリメント→徳之島の島アザミ、からの、パワーフコイダンGOLD。

5抑圧された感情の解放→EFT(タッピング療法)(10回終了)、夢療法(継続中)。

6より前向きに生きる→今後の生き方、働き方を、今まさに模索中です。

7周囲の人の支えを受け入れる→はい、甘えまくっています。

8自分の魂と深くつながる→これはちょっと分からないけど(つながっていると思えばつながっている気もするけど)、この章に登場する脳腫瘍だった「マシューの物語」は、とても感動的です。泣けました。

9「どうしても生きたい理由」を持つ→実は以前、これがなかった。それが(も)病気を引き起こしたと思っています。今は、あります。


細かいことを言えばアメリカの話なので、例えば1章の食事についてなど日本人には和食中心が良いでしょうし、違いはあります。だけどそんなことはよくて、読めば読むほどすごい本に出会った、これぞ「仕事」! と尊敬の念がふつふつと湧いてくるんです。多くの人に勇気と感動を与えたはず。ケリー・ターナーさんの大仕事と長田美穂さんの丁寧な翻訳に、感謝を伝えたいくらいです。


登場するのは余命宣告を受けた方々ですが(2章では日本人の方も)、私のような早期の人が読むのに良いように思います。より早い寛解に、つながるはずです。




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