もっとのこのしまアイランドパークに行こう、何故ならば
10年前母とトルコへ行ったとき、かの有名な「トロイの遺跡」で遺跡よりも草花に目を奪われる母を見て(おばさんは花が好き…)と呟いた私。10年経って私も順調に花好き度がアップ、一面のコスモス畑を見るため能古島へ行ってきました。
船着場から人の流れのまま「のこのしまアイランドパーク」行きの西鉄バスに乗り、揺られ揺られて到着。そして園スタッフの「遅咲きコスモスが満開ですよ〜」の声のまま、花畑へ。
本当に満開でした! コスモスのピンク、木々の緑、そして空と海のブルーよ! この日に来てよかった、素晴らしい眺めでした。氣の良さにもブルっと感動して、涙しました。
コスモスって太陽を向いて咲くんですね、この日この時に知りました。写真で分かると思いますが、みんなこちらを、同じ方を向いているでしょう?
ここへ来たのは「コスモスを見たい」がいちばんでしたが、少々モヤっとすることもあり「逃避しよう!」と思って。この本を持って。
悶々モードのときは、外へ出るに限ります。おかげさまで気持ちがさっぱりしました。気持ちが落ち着くと、その後なぜかモヤった出来事も解決していきますね、不思議なものです。
おお、いい道を発見! スキップに良さそう! しませんけど。
この道も素敵、光の加減に惹きつけられました。
その先はもしや天国? いやいや、のこのこボールのコースです。(のこのこボールとは)
小一時間ほど過ごしたらすっかり満たされちゃって、もう帰ってもいいかなと思いつつ農業戦隊のこのしマンになってみました。
「野菜食べようぜ!」
写真を撮ってくれた方が「向こうのコスモス畑もまだ咲いてますよ」と教えてくれたので、やっぱりもう少し滞在することに。
「のこのしまアイランドパーク」は子どもの頃、いとこ家族と一緒に何度か遊びに来た思い出の場所です。急いで帰らなくてもいいじゃん、時間あるし逃避に来たんだし。iPhoneの充電が切れそうだけど、それもまた良し。
歩いていたら懐かしいものに出会いました。
父が得意だった竹馬。いつから竹じゃないんだろう。「まわしのりはやめましょう」だって。してたしてた、ごめんごめん。
いやぁ懐かしい、と思っていたらお店の名前が
でした。ほっこり。
海を見渡す広い芝生に出ました。ここ、こんなに広かったかしら? 芝生の斜面にいる人たちの気持ち良さそうなこと! そしてその先に花畑! 確かにまだ咲いていました、終わりかけに入ったところでしょうか。
「コスモスと海と私」が撮れますね。
花畑の脇にはアスレチックやブランコがあり、昔からありましたがやっぱりこんなに眺めが良かったかしら?と思う。子どもと大人の視野の違いかな。
ブランコを漕ぐ、アラフィフひとり。でも寂しくないの、近くでいい年齢と思しき女性グループがキャアキャア騒いでいたから(笑)。
平日昼間の能古島って楽園だな。そう思いながらブランコでぼうっとしていたら背後で
「怖そう!」「無理〜」「海に飛び出しそう〜」
と女性たちのワクワクする声がしたので、サッと譲りました。
ちょうど1時間に1本の渡船場行きバスに間に合いそうだったので早足で歩いていると、「恋や願いが叶う」の文字発見。旅行ライターとして確認しないと、バスは1時間後にまたあります。
ふふふ、かわいらしい「恋観音」さまがいらっしゃいました。 小さな女の子とママの後で、私もお参り。あの女の子、恋の字はまだ知らなくても、よいもの、嬉しいものときっと分かっている。
小さな祠の後ろには、こんな眺めが広がりました。ホワンとした雲がなんとなくハートに見えません?
すぐそばに動物コーナーもありました。ポニーちゃんたちの仲良きことよ、恋観音さまのお力添えもあったりして。
いいねぇ。
そして次のバスの時間まで、「夢路」という喫茶店でコーヒーを。米粉のバウムクーヘンがあり、美味でした。
この瞬間、また来ようと思いました。米粉のおやつがあるのも最高。
やっぱり平日ののこのしまアイランドパークは、大人の楽園でしょう。
帰り道は秋の花々が見送ってくれましたよ。
能古島渡船場からの福岡市内の眺めです。そしてここも市内。
素敵なところに、暮らしています。
パークには、創業者の思いが今も生かされているようです。映画になりそう。>>アイランドパークの歴史
能古島(のこのしま)へは、姪浜(めいのはま)の渡船場から船で10分です。>>アクセス
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