冬至
いちばん夜が長くて、昼が短い日。
切り替わりの日に、改めて思い浮かんだことを綴ってみる。
「幸せだなあと感じたことは何?」
私にとって心の底から幸せだな、と感じたのは”お産”
ずっとお腹にいた子を初めて抱いたときの幸福感は、言葉にできない。
「待っていたよ」
「会いたかった」
「ようこそ地球へ」
「会いにきてくれてありがとう」
たくさんの、きもちが溢れて満たされていく。
今日もそんな幸せなできごとを思い出そうとしていたら
いつもと違うイメージが頭に浮かんできた。
それは”いつものこと”だった。
私が起きてから、長男が起きてくる。
「おはよう〜、おしっこ行ってくるね」といつも教えてくれる。
保育園に行く前には、タッチして私を抱きしめてくれる。
高速ハイハイで私に向かってくる次男。
食事の時にくしゃあ、とした笑顔を見せてくれる。
いつも私に驚きと笑いをくれる旦那さん。
私の幸せなことは、特別なできごとではなくて、毎日の日常なんだな。
当たり前のことのように過ごしているけれど、何一つ当たり前じゃなくて私が選択してきたひとつひとつなんだなあ、と思った。
毎日の日常を思うと、心の内側が温かくなって幸せなきもちになる。
私はなんて満ち足りているんだろうって。
変な話し、いつ死んだっていいなと思う。
今、死んだら息子たちの成長した姿が見えれないのが悲しいし、悔しい!死ねない!と思ってた。
だけれど「今」を一緒に過ごしている。だったらそれでいいやん、十分やん。私にとって未来より、今が何より大切やもんね。
何にも怖くないし、悲しくもない。いつ死んでも私でよかった、ありがとう。と思えるようになった。
この感情も毎日を過ごしていく中で、薄れて忘れてしまう。
人間だもの、しょうがない。
だけれど、忘れても思い出せばいい。それで大丈夫なんよ。