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ビジネスチャットが苦手な人
現在の仕事の同僚というか後輩の男性がいる。
仮称としてシモダ氏と呼ぶ。
コミュ力が高い、能力が高い、という前評判で配属されたシモダ氏40代。
仕事が膨大なので仕事できる人は大歓迎で期待していたが、どうもビジネスチャットが苦手な模様。
本人は苦手意識はないかもしれないが、
・応答が遅い(ない)
・聞いたことに答えていない
など、ビジネスチャットにおいて致命的欠陥がある。
主にこちらが指示を出す側なので、
「これを本日中に完了させてほしい。できますか」
と確認すると
「準備を進めていますが、本日中に終わるか分からず怖いです」
などという意味不明な応答がある。
これまでの様子を見て、複数の問いをしてもまともな応答は返ってこないので、
1つずつ確認するようにしているが、それでも上記のような感じ。
「Aまでは、シモダ氏が実施して、そのあとはTomokoがやります。
Aまでを15時までに完了させてほしい。できますか」
と確認すると、テキストの応答はなく、
土下座する人のアイコンがリアクションされる。
できるかどうか聞いているのだから、できるできないを答えてほしいのに。
ということもわからないのかと思うが、
このシモダ氏、自分でメンタル弱弱アピールをしていて、あまり強く言えない。
というのもシモダ氏の前任者は、ボスのパワハラ(でもないと思うけど)と
業務の膨大さにメンタルやられて退場となった経緯がある。
そのため、我々のチームではハラスメントには過剰に気をつけるようになっている。
それでも、このシモダ氏がケアレスミスを頻発した際、ボスはこのシモダ氏にさすがに苦言を伝えた。
その翌日、業務打ち合わせでシモダ氏に
「昨日確認をお願いしたこの2点、確認済みでよいか」
と口頭で聞くと、
「昨日はミスを指摘され落ち込みすぎてほとんど作業ができなかった。自分は落ち込みやすい。落ち込むとなかなか気持ちが戻ってこない」
などと抜かす。
ビジネスチャットに話を戻すと、
前任者もやはり苦手で、
この2人の共通点は何かと分析すると「読解力」「瞬発力」「判断力」「誠実さ」の欠如
ではないかと思っている。
逆にこれらが備わっているかどうかはビジネスチャットからある程度判断することもできると言えそうではないか。
チャットは必要だから発せられているもので、リアクションを求めている。
ビジネスなのだからビジネスライクに応答するべきだ。
そのためにはまず文章を読解し、それに的確に、そして素早く反応する必要がある。
だが、そもそも気づかない、読めない、どう返していいかわからない、だから応答しない、という輩は、仕事ができない人の代名詞だが、このシモダ氏をどう指導しようか日々思いあぐねている。