慢性閉塞性疾患COPDを評価するには?
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カナダ在住薬剤師の卵、Tomokoです。
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Chronic Obstructive Pulmonary Disease (COPD)は、日本語では慢性閉塞性肺疾患と呼ばれる肺疾患の一つです。
今日学んだことは、COPDでのAssessment 評価についてです。
1.Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD)
COPDの患者さんは、息を吐き出すのが難しい状態になっているため、[最初の1秒間で吐き出せる息の量:1秒率(FEV1)]を[思いっきり息を吸ってから強く吐き出したときの息の量:努力肺活量(FVC)]で割ったFEV1/FVC(=FEV1% と表します)が0.7 (70%)未満のときに、COPDと診断されます。(表に乗せるのを忘れました!)
さらに、病気の進行と共に、1秒率(FEV1)が予測値よりも低くなるため、そのパーセンテージによって気流の閉塞具合を評価します。それがGlobal Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD)による評価。
FEV1%が80%以上であれば、軽度であり、30%未満になると極めて重度と評価されます。
2.modified British Medical Research Council (mMRC)
modified British Medical Research Council (mMRC)とは"息切れスケール"として位置づけられるそう。Grade 0が一番軽い状態(激しい運動をしたときだけ息切れがある)で、Grade5は最もSevereな状態(息切れがひどく家から出られない、あるいは衣服の着替えをする時も息切れがある)というような評価である。
3.COPD Assessment Test (CAT)
COPD Assessment Test (CAT)は、COPDの状態が健康と日常生活にどのような影響を与えているかを知るための質問票で、これに患者さんに答えてもらうことで最終的な点数を出して、判断するものです。
今日は、ここについての問題を解いていて、よく分からなくなっていたのでまとめてみました。
毎日コツコツと、少しづつ続けていきます。
参考
・S. G. Bollmeier., et al., Assessment of symptom burden and adherence to respiratory medications in individuals self-reporting a diagnosis of COPD within a community pharmacy setting., J. Am. Pharm. Assoc (2019)
・COPD情報サイト
・息切れの評価法
・The MRC Breathlessness/Dyspnea Scale
・COPD Assessment Test (CAT)
・一番詳しく書いてある大元のGOLD(2020年版)サイト(英語)
*この記事は、私が日々勉強する中で得ている知識を元に書いています。事実に基づいた作成を心がけているつもりですが、一部で間違いがあったりする可能性もあります。ご了承下さい。
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