見出し画像

もうちょっと下… もうちょっと… そこそこ…

Yさんのヴォーカルレッスン

 レッスン予定開始時刻の4~5分前に「こんちわ~!」と 来て下さるYさん。時間厳守で助かります。その前にジムで1~2時間トレーニングをしていらっしゃるので 十分にお身体は温まっているご様子。

 軽くリップロールなどのウォーミングアップをして、まずは ドを「あぁ~」と 声に出してもらい「もう少し下…、もうちょっと…、そこそこ…」と音程チェックからスタート。
 始めは ①耳からの情報を②脳で分析し③声で表現する…ホップ~ステップ~ジャンプ の どこかのシナプスが繋がっていない様子で 微妙に音程が違ったり 私の声とハモってしまったりしていたのですが、段々と合うようになり 最終的にはレッスン内に C のアイオニアンスケール(ドレミファソラシド)をクリアー!      
 ご本人は「合ってる…???」と まだ確信の持てないご様子ですし、レッスンが終われば すぐに忘れて(いいンです。忘れちゃうのは極々普通のことですから…) また次のレッスンは1からのスタートになると思いますが、それでもハイタッチしながら「やればできる!」を(教えている私自身が)実感!

 同じ音ですが、ドシラソ…と下がるのは難しいご様子で 特に最後の …ミレドは どうしても音程が下がり切らなかったのですが、身体を使ってイメージトレーニングすると少しずつ近づいて来ました。(例えば、足の甲「ド」~膝「レ」~腰骨「ミ」~おなか「ファ」~胸「ソ」~肩「ラ」~頭「シ」~両手を万歳して「ド」)

 Yさんの場合、「ドレミ」「ファソ(ラ)」「シド」 3つのグループで 喉の筋肉を使っている場所と体を響かせている場所が少しずつ違うので (そのポイントを)ご自身でイメージできれば(近い将来)正しい音程が取れるようになるでしょう。
 何より、Yさんのチャレンジ精神が素晴らしくて 汗を拭きながら挑戦していらっしゃる姿を見ていると こちらまで熱が入ってしまいます。 レッスン、楽し~い!

 頼まれごとは試されごと…。Yさん改造計画 着々と進行中~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?